「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:衣

こんばんは。野島です。

今日は漉きの続きをしつつ、打ち合わせに出たり、お取引先に「楽しいシコウ」のポストカードをお届けに行ってきました。



SOU・SOU傾衣
衣寺町店
衣三条店
印裏寺本店


吉靴房または上記SHOP様でポストカードをお受け取りくださいませ。
どこも素敵なお店なので是非行っていただければと思います。










4月は展示会が2週連続であります。
4月12日~17日の代官山ぎゃらりー無垢里で個展をするので、今日はDM用の写真を撮影しました。
天気のいい日を狙っていたのですが、少しタイミングが悪かったので、今回も室内撮影になりました。

先日完成した新作を交え、このような感じでいこうと思います。

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実際使う画像はまだ検討中ですが、明日中に完成させて印刷に出したいと思います。

















今日はですね。
花粉症がひどくて、ちょっとどうにもならないくらいでした。



17歳の頃に突然電車の中でくしゃみがとまらないという現象が起こり、それが花粉症だと知ってかれこれ25年以上のお付き合いです。





アレルギーとしては蕎麦アレルギーの次に長いお付き合いです。
あとアレルギーとしては生の甲殻類があります。


小さい頃からアレルギー持ちだったので花粉症もすんなり受け入れられましたが、毎年僕は秋頃の方が目がかゆくなりつらいのですが、今年は今の時期からもう目のかゆみがひどいです。



ぼーっとして仕事が手につかなくなるのが困りますよね。





蕎麦アレルギーは次食べたら恐らく死に直結するほどひどいのですが、蕎麦は他の食材と混ざって出てくることが少ないというのと、最近は蕎麦アレルギーの怖さがだいぶ認知されたので、大きな問題にはなっていません。




でも花粉症はほぼ一年中可能性があるので、体調管理に気をつけています。
ですが今日はどうにもこうにも・・・・





なんだかまとまらないブログになってしまいましたが、今日は花粉のせいということでご容赦くださいませ。。。。



こんばんは、野島です。
2月末完成予定分が全て完成し、発送の手配まで完了致しました。
大変お待たせいたしました。



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毎月色々な工程を経て月末に収束してそれぞれの形に仕上がり、箱入れ直前の上記の画像のように並べるときはニコニコしてしまいます。幸せです。ありがとうございます!






今日は「ヌメの外羽根」の解説です。

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吉靴房を立ち上げる直前に、今も毎年お世話になっている代官山のぎゃらりー無垢里で初めて個展を開きました。(今年も4月12日~17日の期間に個展をします)
その為に作った靴型がオブリーク型のもので、その最初のデザインがヌメの外羽根です。




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このデザインにたどり着いたポイントは3つありました。

●ヌメ革を羽根(紐通し部)につかうこと
●当時初めて買ったカシメ(留め金具)を使いたいということ
●羽根を開いた時に隙間ができないようにすること



ヌメ革は吉靴房のメイン素材で分厚くて丈夫なので紐通しに使え、他で見ない表情にできると考えたので、この形に決まるまでに何度も何度も大きさや形を試作しました。

カシメは革作品を作るときによく使われるものですが、ミシンを使わず留められる便利なもので、これをデザインのひとつとして使いたいと考えて片面4つの印象的な使い方にしました。



隙間ができないようにというのは、実は当時通っていた美容院の担当の人が、髪の毛が入らない靴ってできないかな~と話していたのを思い出し、ゴミなどが入らない履物は必要だなと思ったので、くしゃっとつぶせるベロを縫い付けることで切込みがないデザインに仕上げました。

その際できるだけシンプルにしたいと思い完成した作品です。






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シンプルなので、全体に雨靴仕様のシリコンを塗り、水を弾く仕様にできます。





さんとのダブルネーム作品は抜染により個性的な素敵な表情に生まれ変わり、今も定番としてご注文いただけます。




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この蓮の柄は超お気に入りです!






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僕の中ではラウンドタイプはすごくお勧めで気に入っています。
スタッフの水谷は何度もソールを貼り替えて愛用しています。





シンプルですが、可愛い感じにも少し落ち着いた感じにもなるヌメの外羽根。
いかがでしょうか。





















今日からデザインウィーク京都が始まりました!





さて今回は特注について書いていこうと思います。
様々なお客様の足に合わせて革靴を作る仕事をしておりますが、普段と一味違う作品をご注文いただくことがあります。



いくつか画像とともに紹介させていただきます。




こちらは五枚丈足袋のタップシューズです。
指が分かれていることでいつもと違う音が出せるかもしれないですね。
いつか公演を見たいです。
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イギリスで活躍する日本人デザイナーkeikonishiyamaさんからご依頼いただいたデザインです。
ちょうど今の鋭応の為に靴型を試作していた時期に京都に来られデザイン画を描きながら打ち合わせをして作品が出来上がりました。

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ウェッジヒールも手がけました。
こういった自分にはない感性にはいつも感心させられますし、とても勉強になります。
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こちらは今も定番で作らせていただいているさんの抜染という技法による作品です。
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上記のヌメの外羽根は定番ですが、何度か期間限定のデザインを作らせていただいています。

こちらはメダリオンブーツです。

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そしてこちらはプレーン小羽根です。

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どちらも抜染の柄によって全く違う表情になっています。
こういうある種の異業種の技が加わるとワクワクする仕上がりになりますね。






スタッフの宇都宮の学生時代の友人で家具職人のPERMANENT FURNITURE水船さんの作品です。
細かく残った革を使って作っていただいたスツールです。
すごい作品になってテンションがあがりました。

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SOU・SOU青山店のスタッフさんの旦那様からご依頼いただいたノートカバーです。
シンプルで使い勝手のよいもので、このくらいの大きさで、とイメージがしっかりと決まっていらっしゃったので作らせていただきました。
こういった革雑貨は普段やらないのですが、新しい感覚を経験させていただきました。
いずれいろいろな形を手がけてみたいと考えるようになりました。

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こちらは踵単皮と単皮をミックスしたような形がご希望とのご依頼で製作いたしました。
自分でも欲しくなったので定番に加えたいです。

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こちらはバイク用のブーツのご依頼でした。
機能はデザインになりうると思うので、こういう作品も作るのが楽しいです。

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まだまだ他にもありますが、またご紹介できたらと思います。
特注は遠慮していたお客様も是非遠慮なくご相談くださいませ。



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