「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:職人

こんばんは。野島です。






現在週間少年ジャンプで連載中の「Dr.STONE」がとにかく面白いです!
Dr.STONE』(ドクターストーン)は、原作稲垣理一郎、作画:Boichiによる漫画です。


理一郎先生はアイシールド21の原作者で、
Boichi先生はつい先日までヤングマガジンでORIGINを連載していた漫画家です。(約2年も週間連載を描いていたいい意味で化け物です)






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もちろん全巻持っております!
もうね第一話からずっとものすごい勢いで描かれている作品で、めちゃくちゃ面白いです!実はすぐ終わってしまうんじゃないかと無駄に心配してしまっていたくらいとんでもないアイデアが連続の作品です。




ざっくり内容をお伝えすると、人類に謎の石化現象が起こり全世界の人間が石になってしまった世界で、主人公が数千年後に目覚めます。全く文明がなくなった世界に0から文明を作ることを決意した主人公の物語です。



僕は完全にアナログスタイルの仕事をしていますが、実は科学大好きです。
宇宙のことや数式、深海についても興味がありますし、相対性理論の本も読んだり、量子力学の本も読んだりしています。全く仕事に反映されていないのが自分で面白いですが、とにかく興味があるといった感じです。
最近ですと量子力学と仏教の類似点に興味があるというか、へえええええええ!ってとにかくなります。

科学と仏教って一見関係なさそうですが、すごい科学者ほど宗教に熱心だったり神の存在を否定しなかったりするので離れている事柄でもないと思うんですよね。

実際仏教が日本に伝来したときは、新しい宗教として入ってきたというより、現在の感覚で言うと最新科学的な感覚が強かったと思います。






話が飛びますが、何故人類が誕生して存在しているか考えたことがありますでしょうか。
僕は中学生くらいからずっと20歳くらいまでずっと考えていて、思春期の頃に多くの人が考えたりすることのひとつだと思います。
それは自分の存在意義はあるのだろうかということに繋がるのですが、20歳くらいの頃にふと思ったのが、「人類は自分達で発見したことを記録するために生まれた」というのが自分なりにたどり着いた答えでした。



記録媒体は人類史と共に発展してきたと思います。
壁画や石や岩に彫る方法
粘土板やパピルスに記録する方法
木簡や竹簡や羊皮紙に記録する方法
紙の発明により図書館の造営
木版印刷から活版印刷
鉛筆の発明と消しゴムの発明
水性インクや油性インクの発明
アナログディスクからデジタル媒体への移行
写真やフィルムの発明
磁気テープやハードディスクの発明
CD、DVD、フラッシュメモリーの活用
コンピュータとインターネット


などなど人類の歴史と記録は密接な関係性にあり、そこに科学や数学は不可欠で最新研究結果がでれば、次に新しい記録媒体に反映されていくと言っても言い過ぎではないと思います。





この記録することということに気づいたとき、

「なーんだ自分もその一部で何かしらの記録になるのか~」
「んじゃ自分なりに精一杯できることをやって、自分の為ではなく誰かのために全力を傾けることができる何かをしよう!」
「何をしても自由なんだ!」

という思考回路として繋がり、今の仕事を目指すきっかけとなりました。
何でも自分なりに考え抜くのが大事なんだなと思ったという話ですね。








先に書いたように超アナログな仕事をしていますが、最新科学や最新技術は大好きで、そんなことを漫画にしていたのがBoichi先生のORIGINという作品でした。
超繊細な画風に数学的な考えをストーリー漫画で表現されていて、この人どうやって週間連載をこなしているんだろうと注目していたところ、なんと2本同時進行を始めるというビッグニュースが2年前にあり、それがDr.Stoneでした。





稲垣理一郎先生は僕もプレイしているドラゴンクエスト10のプレイヤーで、もちろんアイシールド21も知っていましたが、とにかくドラクエ10内でも超有名なほどすごいプレイヤーでむしろそっちで詳しく知ったほどです。

ドラクエ10には職人という職業があり、これは装備を作ったりアイテムを作ったりするのですが、戦ってレベルを上げるのとはまた違うレベルがあり、この職人を極めるとゲーム内で億万長者になることができるのです。まさにその職人を極めた億万長者プレイヤーが理一郎先生です。






たまたまですが、同じ木工の職人をしていたのでそのプレイヤー理一郎のすごさをゲーム開始1年以内から知っていました。


職人といってもゲーム内のことなので、いろんなことを数字で把握すると高額で売れる品を作れるということで、数学的な思考と洞察力があればあるほど儲かります。



理一郎先生はそれをツイッターで公にしながら、荒稼ぎをするという恐るべきプレイヤーでした。







漫画の原作者っていうのはこんなに頭がいいのか~と感心仕切りで、少しでも近づけるように木工に勤しんでいた時期がありましたが、そんな中新連載が始まります!と発表されたのが
Dr.STONEでした。








このお2人の作品が面白くないはずがない!






是非とも皆さんに読んでいただきたい作品です。



今ジャンプ+というアプリで話数限定で無料公開しています。
アニメが始まる前に是非読んでみてくださいね!







今年7月からアニメ放送開始予定です!

























職人、そして靴職人という言葉は世の中でわりと認知されてるかなと思っています。

僕の仕事は靴を作ること。
なのでカテゴリーとしてお客様や取材のときに職人さんとか、靴職人と呼んでいただくことも多いです。


ですが、ずっと自分ではこの言葉に違和感を持っていて、職人とは違うような気がすると思ってるんですよね。


職人とは・・・
これってそれぞれイメージや定義が違うような、実は難しい言葉のような気がします。


お客様視点の職人と、我々製作者側の職人という言葉も微妙に違うと思いますし、ひとつのことの専門家を職人と呼ぶのでしょうが、例えば靴を作る人のことと、靴の裁断を専門とする人とでは少し違いますよね。雇われているか、個人事業主かでも違うと思います。


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ちなみに何かと話題の元貴乃花親方の息子の花田優一さんが言っている靴職人は、おそらくイタリア的なマエストロのイメージなのかなと思っています。これって宗教観にも影響を受けていると思うんです。



う~ん。考えすぎとよく言われますが、でも確かにものすごい腕前の専門職の方も確かにいらっしゃるので、少なくとも僕はその方々に全く届かないので職人と呼んでくださるのがどうも申し訳ないという感覚です。



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なので僕自身はいつか本当に靴職人と胸を張って自己紹介できるように日々精進の真っ最中ということでお願いします(笑)届かないからこそ頑張ります!






なんかこんな感じで始まってしまいましたが、漫画ゲーム大好きなので、好きなモノコトや気になることを書いていきたいなと。

実は職人さんのイメージがあるためか、僕のこと頑固者とか話しかけていいのかな的なことをそれこそ頻繁に言われたりするので、実は違いますということをここでブログとして残せたら嬉しいです。




イメージと違う!!なんていわないでくださいねw











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