「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:紅赤

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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
8月末完成、9月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。

昨日に引き続き革の色名について書いていきます。
革について
素材一覧

樺色、憲法茶、濡羽、銀煤竹、蘇芳について



「正紺(48)」
わずかに赤みを含んだ濃い青色
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見本ではネイビーと表記しています。

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「灰茶(50)」
灰色がかったややくすんだ茶色
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見本ではベージュと表記してあります。
接客するときにはグレーベージュとご説明することもある色です。

最近お客様に色見本と違いすぎるとお叱りをいただきました。
確かに色ブレの幅がとてつもなく広いのでおっしゃるとおりだと思います。
革屋さんともう少し話して少しでも安定した色や質感になるように努めます。

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「紅赤(51)」
わずかに紫みを含んだ鮮やかな赤色
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見本では赤と表記してあります。

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「栗色(52)」
赤みのある焦げ茶色
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見本では茶と表記してあります。

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こう並べると随分違う感じの質感と色ですね・・・
どうかご理解いただければと思います。


「胡粉色(53)」
ごくわずかに黄みがかかった白色
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見本ではオフホワイトと表記してあります。

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大企業が革を仕入れる時にはロット丸ごと仕入れたりするのと、色ブレにかなり厳しく指摘し、場合によっては出来上がった革に拭き付けをして同じような色目にするときがありますので画像との違いが少ないケースがあります。

我々のような一枚ずつ仕入れる工房ではその点で強く言えていない事情と、革の質感のなるべく残った雰囲気のある革を使用するため、どうしてもブレ幅が大きくなってしまっています。


さらに細かいことをお伝えしますと、足袋の爪先形状の製作の難易度が非常に高く、銀面と床面のバランス、粘度、オイルの保有量、伸び率などを色よりも先に考慮しています。

色や見た目の質感に拘った結果、足袋の爪先がまとまらないということがあり、そういうことがあると、また大きな革を仕入れて、試して、製品にするという工程を踏むことになります。

爪先がまとまらないという部分は僕の技術不足もあるかもしれません。
何でも必ず形にできるような技術を手に入れられれば問題ないことかもしれません。


お客様には完成品でしか評価されないことを承知の上で今回いろいろ書かせていただきました。

どうか事情を汲んでいただけるとありがたいです。


ご期待以上の製品をお届けできる様努力いたしますので、どうぞよろしくお願いします。



それではまた明日。


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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

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http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

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075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
075-414-0121

どうぞよろしくお願いします。
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4月17日~代官山ぎゃらりー無垢里
上記日程で予定していた個展は新型コロナウイルスの影響により
延期させていただくことといたしました。
ご予定くださった方には大変申し訳ございませんが、
次回開催予定は6月26日(金)~6月30日(火)となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは。野島です。


今日は「爪掛(つまかけ)」という商品の解説です。



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いわゆるミュールというタイプの形状です。
漢字の通りの意味なのですが、爪に引っ掛けて歩くようなデザインということで名づけました。



実は爪掛という言葉はすでにあって、
「つめかけ」と読む場合は家具用語になり、「つまがけ」と読む場合は下駄の雨避けカバーのことを言います。

最初はつまかけという響きが一番柔らかくていいなと思い名づけましたが、調べていろいろ出てきたので、後でびっくりしたのを覚えています。


吉靴房の爪掛は「つまかけ」です。



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SOU・SOUさんとのダブルネームでは紅赤と胡粉の2色展開をしています。



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この特徴的な甲ベルトは帯締めからヒントを得てデザインし、更に2WAY仕様となっております。

履いている状況の画像はSOU・SOUさんのページにとても素敵にコーディネートしていただいておりますので、是非ご覧くださいませ。

紅赤

胡粉







ご注文頂き、お届け直後はミュール(つっかけ)型として履ける仕様となっております。
甲ベルトは伸ばすことができ、伸ばしてバックベルトのようにご使用いただけます。



バックベルト型で足首に紐を結ぶようにしていただくと、安定感が更に上がり、とても快適に歩ける仕様です。






吉靴房では他の色でも製作しています。

オールブラック仕様
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グリーンとキャメルのコンビ
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グレーとアイボリーとネイビーのコンビ
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ブラウンとネイビーのコンビ
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そしてこちらは紅赤にゴールドのコンビで、さらにソールを少し厚くしてボリュームを出している作品です。


色の違いで印象が変わりますね。



女性らしいシルエットを持つ「爪掛(つまかけ)」いかがでしょうか。

















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