「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:楽しいシコウ

こんばんは。野島です。



企画展「楽しいシコウ」で使う物件の壁を打ちはじめました。
とにかくまずは壁を作って次に色を塗らなくてはなりません。



そこでずっと気になっていたペンキを買いに行ってきました。



それはSOU・SOUさんがプロデュースされた日本の伝統色「ROOM BLOOM」です。


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壁はいろんな色を塗ってみようと思い、今回は5色購入しました。


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浅縹(あさはなだ)
やわらかで明るい青色。古来、青色系統の総括的な呼称とされた「縹色」を藍染により浅く染めた色


裏葉色(うらはいろ)
木の葉や草の葉裏のような渋くくすんだ薄緑色。柳の葉の裏の色がその典型とされている


黄朽葉(きくちば)
晩秋の枯れ葉の色を表したような黄褐色。品格を表す色として、平安貴族に愛された伝統色


洗朱(あらいしゅ)
薄い朱色のこと。一説には、布を洗うと染色の色が徐々に薄くなることから、淡い朱色にこの名が用いられた


利休白茶(りきゅうしらちゃ)
茶人・千利休が好んだとされる「利休茶」の変相色で、淡い灰がかった黄褐色




この淡い伝統色。とても素敵です。
全部使ってみたいのですが、今回は予算と時間の都合上悩んだ末これらに決めました。


少しずつ追加しながらいずれ全部つかってみたいと思います。




また塗ってみて画像を上げたいと思います。





DIY頑張ります!











こんばんは。野島です。

今日は漉きの続きをしつつ、打ち合わせに出たり、お取引先に「楽しいシコウ」のポストカードをお届けに行ってきました。



SOU・SOU傾衣
衣寺町店
衣三条店
印裏寺本店


吉靴房または上記SHOP様でポストカードをお受け取りくださいませ。
どこも素敵なお店なので是非行っていただければと思います。










4月は展示会が2週連続であります。
4月12日~17日の代官山ぎゃらりー無垢里で個展をするので、今日はDM用の写真を撮影しました。
天気のいい日を狙っていたのですが、少しタイミングが悪かったので、今回も室内撮影になりました。

先日完成した新作を交え、このような感じでいこうと思います。

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実際使う画像はまだ検討中ですが、明日中に完成させて印刷に出したいと思います。

















今日はですね。
花粉症がひどくて、ちょっとどうにもならないくらいでした。



17歳の頃に突然電車の中でくしゃみがとまらないという現象が起こり、それが花粉症だと知ってかれこれ25年以上のお付き合いです。





アレルギーとしては蕎麦アレルギーの次に長いお付き合いです。
あとアレルギーとしては生の甲殻類があります。


小さい頃からアレルギー持ちだったので花粉症もすんなり受け入れられましたが、毎年僕は秋頃の方が目がかゆくなりつらいのですが、今年は今の時期からもう目のかゆみがひどいです。



ぼーっとして仕事が手につかなくなるのが困りますよね。





蕎麦アレルギーは次食べたら恐らく死に直結するほどひどいのですが、蕎麦は他の食材と混ざって出てくることが少ないというのと、最近は蕎麦アレルギーの怖さがだいぶ認知されたので、大きな問題にはなっていません。




でも花粉症はほぼ一年中可能性があるので、体調管理に気をつけています。
ですが今日はどうにもこうにも・・・・





なんだかまとまらないブログになってしまいましたが、今日は花粉のせいということでご容赦くださいませ。。。。



こんばんは。野島です。



オーダー頂いた靴製作の合間を見て、主に営業日以外の火、水、木の数時間を改装の時間にして取り掛かっています。「楽しいシコウ」革作家5人展まで2ヶ月を切ってやっと壊すべき部分を壊し終わってきた感じです。





当初はこんな感じでした。

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戦前からあったというふるい町家でいわゆる鰻の寝床タイプの建物なのですが、画像ではわかりにくいですが、数年間雨漏りを放置してあったのでとにかく雨による侵食がひどく、とんでもない状況でした。



まず取り掛かったのは換気。

数ヶ月間毎日扉や窓を開放して、嫌なにおいが飛ぶように換気し続けました。








換気しつつどうやってお客さまに見ていただけるような、ザ・手製展示場にするのかイメージして壁などを剥がす場所や方針を決めていきました。



そして画像のような完全防備で取り掛かりはじめました。


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工房はほぼ僕一人でやったのですが、今回は部屋数が多いためスタッフの水谷や新人マキコにも手伝ってもらいつつ剥がせる壁はどんどん剥がします。




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なんだかよくわからない素材でできていた天井も剥がしていきます。

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天井を剥がしていたら、もともとの土壁が完全に雨に侵食されていて剥き出しで外が丸見えの部分もありました。

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どうも以前住んでいた方が、大家さんに許可なく建物の内部を改装していたようで、斜めになった古い外枠の内側に部屋を作るという荒業をしていたようで、剥がせば剥がすほどとんでもない光景になってきました。笑




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いや~間に合うのかしらwww









靴製作と平行して、ここからどんな形でお客様をお迎えできるようになるのか、どうぞ楽しみにお待ちください!(ガクブル)






3月に入ったらいよいよ壁に板を張っていきたいと思っています!
近くを通ってガンガン音が聞こえましたら遠慮なくお声がけくださいませ。






ではまたの報告をお待ちくださーい!









このブログを書き始めようと思ったのは、靴職人というある意味一人歩きしていると思うこの言葉のイメージを少し崩したいと思ったということがあります。
一番最初の記事に職人について書きましたが、イメージ的になんか話しにくいとか、怖いとかそういった先入観があったりするようで、何度かイメージと違ったということを言われたことがあります。
少しでも私のことを知っていただければと思ってなるべく赤裸々に書いていこうと思っています。


それともうひとつ、仕事柄完成品の写真は掲載することが多いのですが、靴だけではなく色々な過程を記録したいと思ったことです。ちょうど今吉靴房の南隣の物件をDIYで改装中なのですが、そういったことの記録もしていきたいなと思っています。


もちろん靴作りのことも気づいたことを書いていきます。リクエストがあれば何でも書きたいと考えています。







さて、南隣の京町家の改装ですが、4月に展示会を開く予定です。

鰻の寝床といわれる造りをしているので、大好きな革物作家さんに来てもらって5人で合同展をします!たった一度だけの特別企画展です。


「楽しいシコウ(革作家五人展)」 
つくりて野島企画の五人展
4月5日、6日、7日
11:00~19:00(最終日のみ17:00まで)
出展者:
荒田覚(革工房むくり
相馬紳二郎(HPはないですが、是非検索してみてください)
曽田耕 http://www.sodako.com/
やまさきともこ(アンコエラン
野島孝介(吉靴房

展示会内容:吉靴房の南隣の物件を自力改装して展示会場とします。同じ革を使ってこれだけ違う、あの手この手の楽しいものつくりをご覧ください。

ストリートビュースクショ


(吉靴房をグーグルストリートビューで検索したら偶然うちのスタッフが写りこんでました。笑)




画像の白い車がある物件です。
まだ肝心の改装も全然終わってないのですが、靴を作りながら改装も頑張ります!




もう少しでDMも出来あがります。
ご希望の方は吉靴房までお問い合わせくださいませ。





楽しいシコウと題しておりますが、シコウというのは漢字でいろいろ書き表せます。

思考 嗜好 志向 施行 試行 指向 至高などです。




今回ゲストの皆さんは革に限らず本当にいろいろな手仕事をする方々で、独自の嗜好を持ち、手を動かしながら、グルグル思考しながら、何度も試行錯誤してオリジナルの至高の作品を作っています。

関東からも曽田さんと相馬さんのお2人が来てくださることになったので、お客様には是非とも手にとっていただき、作家さんとのお話も楽しんでいただければと思っています。

もう僕がワクワクしっぱなしです。
是非お越しくださいませ!



また改装の経過をアップしていきますね!










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