「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:底付け

こんばんは。野島です。


爪籠内型には分厚いワークソールを装着しています。
昨日はステッチダウンの切り回しと同時進行でソール製作を進めました。


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足袋型はやはり爪先の割れている部分の製作に緊張感があります。

面取りをしてこちらは完成という段階まできました。



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そのほかのオーダー品もソールを貼る直前の段階まで進んでいます。

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中敷は漉き機が調子悪い中スタッフが頑張ってくれています。



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一部オーダー品は積み上げヒールまで進みました。

明日は一日ソールを貼る日になります。
靴の職人さんの中には底付け職人という仕事をする方々がいて、ソールに関わる専門の職人さんがいます。

以前婦人靴メーカーに勤めていて上手な職人さんの技術をたくさん見ることができたのは大きな財産です。そんな専門職の方々の手仕事を思い出しながら進めていこうと思います。




それではまた明日。


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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
4月末完成、5月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。
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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
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こんばんは。野島です。


今日は外回りや挨拶や買い物の後に作業をしました。
どうしてもこなしておきたい用事を一日にまとめたのでさすがに足がフラフラになりました。


ですが、製作の手は止められません。


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普段とちょっと違う特注品のソール製作や、一体型ソールの製作。

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足袋型の底付け。

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御沓のソールは他と製作工程が違うので細部に注意が必要です。



そして!



ちょっとした休憩時間に




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3月のライオン最新刊!



主人公のキュンキュンする恋愛模様から、闇に足を踏み入れそうになる心理描写から、勝負の振り子のわずかな揺れまで今回も見所満載な作品です。


一気に読みたいけど読み終わりたくないという作品はそう多くありません。
ゆっくり楽しみながら製作を進めたいと思います。


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こんばんは。野島です。


今日は京都信用金庫西陣支店2Fクリエイティブコモンズでイベントがあり出席しました。
時間を間違えて遅れてしまって申し訳ございませんでした・・・


「西陣R倶楽部」と「西陣サロン」のジョイントイベントとして西陣界隈の新たな創造に向けたタウンミーティングでした。



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100人ダイアローグという意見交換会は非常に面白く発想も自由でどんどん意見が飛び交う時間でした。
様々な業種の方々による様々な視点からの貴重なご意見を伺うことができて勉強になりました。



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ダイアローグの後は大バーベキュー大会で美味しいお肉をいただいてきました。
準備してくださった皆様本当にありがとうございました。



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西陣サロンでお世話になっているHさんに貴重なご意見をいただき、早速サンプルを作ってみました。
これもまたどこかのタイミングでお知らせできると思います。

Hさんは先月の西陣サロン内での僕の発言を覚えていてくださりアドバイスをいただきました。
些細な僕の発言を覚えていてくださったことも感激し、的確なアドバイスまでいただきありがとうございました。お応えできるよう製作をがんばります!





バーベキューでお腹が満たされた後、工房に戻って作業を続けました。

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ソールの製作と底付けです。

専用の糊の塗り具合や乾き具合を見極めながら何とか予定まで進めました。


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月末までもう少し。

月末の西宮阪急の催事の搬入までになんとか完成できるよう計画的に進められるよう頑張ります。

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どれもいい顔になってきました!
完成が楽しみです!


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こんばんは。野島です。


今月末完成予定分が特殊ミシンを終え、底付けと積み上げヒールという段階まで進みました。
明日からはラストスパートというところになります。



大型の特殊ミシンとお直しの専用ミシンだけ、外の業者さんにお願いしています。


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出し縫いミシンをかけたミッドソールのミシン目をハンマーで叩いて段差を馴染ませます。


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ソールを削って積み上げヒールを貼り合せます。

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貼ったら圧着して叩きます。
この後は高さを整えてトップリフトというゴムを貼ります。




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中敷には丁寧に焼印を押していきます。


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スタッフが各自持ち場を責任を持って取り組んでおります。





僕は靴型差し替えの物を新たに釣り込みしていました。
差し替えとは、靴型の数に限りがあるため先行して仕上げた靴の型を抜き、新たに違うデザインを作ることを指します。



今日はスタッフの写真を撮って、自分の作業風景を撮影するのを忘れました。







順調に進んだので、深夜に文庫サイズのブックカバーを試作してみました。

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今回もパッチワークでの試作です。


実は太宰治などの純文学の巨匠作品を大人になってから読んでいなかったので、ずっと読みたいと思っていたのですが、ついに購入しました。


太宰作品と合わせて、夏目漱石と芥川龍之介作品も。
3冊購入して、これだけのすごいボリュームで2,000円ちょっととはありがたい・・・。

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いろいろな厚みの文庫があるので、右側ページは折って栞になるようにやや長めに作ってあり、一般的な文庫サイズならフリーサイズで使えます。


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今日は取り急ぎ出来上がりサイズを確認したかったので、特に仕上げ材を使ったりしなかったですが、製品にするときは仕上げも重要になります。


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パッチワークの糸は完全に一筆書きの要領で、一本道で縫い上げています。
「繕い一筆ミシン仕上げ」と名づけます。たった今考えました。笑

革は様々な色を素材を貼り合せるので、糸はなるべく一回で仕上げたいと思っています。



次の梅小路公演手作り市に何個か持って行けそうです。
靴を作ったときにでる端材を使用するので、完全に1点モノ、二度と同じものは作れません。
是非手にとってご覧いただきたいと思います。




















こんばんは。野島です。


コパアメリカが現状ライブで観れないのでやきもきしております。コロンビアVSチリが観たい!!
ブラジルも調子が上がってきたみたいに見えるし。バタバタでグズグズのアルゼンチンが良くなっていく様も観たい!


ふぅ~。欲求を吐き出してみました。笑





さて、今日は革下駄の底付けと靴の積み上げヒールの作業をしました。

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ずらっと並んできたので僕の中でお楽しみの完成後全体写真がもうすぐです。






革下駄の底付けは靴型を使用しないので、どうもコツがいるようです。
というのは、僕自身は自分で詳細なイメージを持って作り上げた履物なので、革下駄の一番良い履き心地と見た目の両立が完全に出来ているのですが、スタッフや生徒さんにはその辺りが少し難しいようで、特にスタッフには詳細にイメージを伝えてもなかなか思った形になりません。


そんなわけで革下駄の底付けは必ず僕がやります。


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爪先をまず貼ります。


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爪先の位置を決めたら踵側の位置を決めます。


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爪先と踵の位置が決まったら、革下駄の生命線とも言える爪先のカーブを成型します。



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残りの部分をおにぎりの要領で成型しながら接着し、


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ハンマーできっちり接着します。



インスタグラムで動画を撮ったので、良かったら見てみてくださいね。

其の一

其の二



ちょっと丸いお腹を上手く使うのがコツです。笑
そう、ちょっとです。ちょっとね。





革下駄は靴に比べて簡単に見えるようで、これなら一日でできますか?とか教室ですぐできますか?というご質問を割りと頻繁にいただきますが、靴の作業の応用編の集合体のような作品ですので、とても難しいです。


まずは1足基本的な靴を作ってから取り掛かるのをオススメしております。





是非とも教室でチャレンジしてみてくださいね!









こんばんは。野島です。



釣り込みが終わったので、ソールを貼る作業である「底付け」に取り掛かっております。
靴を成型する釣り込みが職人さんの見せ所と思われがちな作業なのですが、釣り込みはある一定のセンスがあれば特に問題なく出来ると思います。

そもそも釣り込みやすいように型紙を作ることが重要です。


とはいうものの、靴作りの作業は多岐にわたるので、大きくタイプが2つに分かれます。

浅草の靴の職業訓練校などでもコースが分かれたりしていたと思いますが、主に製造企画側の仕事に繋がるタイプと、釣り込み底付け関係の所謂職人さん側の仕事に繋がるタイプです。



製造企画の方の仕事は、デザインや型紙、製甲作業などが含まれます。
僕自身は完全にタイプとしては釣り込み底付け作業向けだと思っていますが、一番好きな作業は型紙です。


教室で先生をしていると、思ったより難しいという声が多い作業が底付けです。







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真上から見て2mmほどソールが爪先から出ているような見た目のところから貼り始めます。


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爪先からボールガース(親指と小指の付け根あたり)まで貼ります。



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ボールガース辺りまで貼ったら、靴型を引っくり返して踏まず部分と踵まで貼っていきます。




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ハンマーできっちり圧着して決めます。


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しっかり叩いてから圧着機でしっかりと接着します。



インスタグラム動画


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今日はミッドソールと本底をたくさん貼り合わせました。





明日は積み上げヒールの作業となります。
靴の形になってきてから今までより更に緊張する作業が続きますが、精一杯気持ちを込めて仕事をしていこうと思います。



































こんばんは。野島です。



引き続き新作を進めています。今日は製甲、釣り込み、底付けまで進めました。


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最初のサンプルは片足のみ。左足を作ります。日本では一般的に型紙やサンプルを左足で作ることが多いですが、本場ヨーロッパでは右足が主流のようです。詳しくはわかりませんが、いろんな細かい違いがあるものですね。
和傘と洋傘も骨の出方が反対だし面白いものです。
上の写真は裁断をして漉きをし、折込芯を貼る為の線を書いたところです。



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力のかかる必要箇所に補強テープを貼ります。
写真は履き口部分の折込をしたあとになります。

そういえば関東では折込(おりこみ)といいますが、関西では呼び名が違うそうです。忘れてしまったのでまた思い出したらどこかで書きますね。






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裏革を貼りあわせたところです。裏革はミシンをかけた後に余分な革をさらうので5mmほど出して貼りあわせます。



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上げミシンをかけたところです。履き口のミシンは目立つので注意が必要です。ミシンは自分としては苦手な作業で人に見せれるようになるのに一番時間が掛かった作業です。今でも苦手意識があるのでとても気をつかいます。




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踵部分に月型芯を入れて、釣り込み開始。



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こんな具合になりました。
ちょっと修正箇所や検討すべき部分が見つかったので、今後に活かしたいと思います。





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癖付けしてあった革底にゴム底を貼って本体と接着し、圧着します。




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後はヒールというところまで進みました。



ここまでくると早く仕上げて履いてもらいたくなりますが、今日はここまで。


ヒールがつくとまた印象ががらりと変わりますのでお楽しみに。
引き続きがんばります!























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