こんばんは。野島です。



映画キングダム大変好評のようですね。もう続編を望む声も上がっているようです。

SOU・SOUさんのブログで紹介されていたので、そちらも是非ご覧くださいませ。







今日は採寸とサイズ出しについてを書こうと思います。
吉靴房では基本オーダーで製作させていただいておりますので、お客様の足を採寸させていただいて最も合う状態に靴を製作いたします。



採寸は「足と靴と健康協議会」でシューフィッターの資格を取得し、そのときに勉強した方法でしています。



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専用の採寸道具を使い、足の外周や指の大きさ、甲の高さ、くるぶしの位置を測ります。

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ペドカルテと呼ばれる専用の用紙に記入し、更にいろんな線を引いて詳細な数字を出します。




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足長、足囲、足幅、ふまず長、指の角度、甲の高さ、くるぶしの高さなどを細かく出すことでお客様のそれぞれの特徴を捉えます。






ここから先は少し吉靴房の独自の考え方で靴に対して最適なサイズを出します。




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サイズは靴型と足の寸法との比較と、お客様のお好みのフィット感を考慮しています。




このフィット感というのが、非常に難しい部分であり、いつも十分な時間をかけて検討し、答えを導き出すようにしています。





あくまでお客様の感覚に沿うよう、普段から履いているサイズを伺い、そのお好みの感覚に近くなるようにするのが吉靴房流です。






足は手や指紋と同じで千差万別、左右も全て違います。
数字上このサイズだと小さいと感じてもおかしくない履き方や、いくらなんでもこれは大きすぎるのではと思う履き方をしている方もかなりの数いらっしゃいます。


しかしながら、シューフィターの資格を持つつくりてが言うのだから絶対にこのサイズが正しいのですというつもりはなく、あくまでお客様の感覚に合うように心がけています。









現代人は幼少期の頃から外では靴を履いて過ごします。例えば僕は43歳ですが、約40年外で何かしらの履物を使っています。それが数字上大きな履物だったとしても、ずっと履いているサイズが自分のサイズと思っていて、数字をみてこのサイズがいいですと言われて小さかったり、大きかったりしたら、違和感のほうが気になると思います。





まずはこの40年の過去を尊重し、その違和感をなるべく無くすようにしたいと思いながら、今後の人生が健康で良いものになるような、お客様に寄り添える靴を製作したいと思っています。




もちろん健康に関わる仕事と承知していますので、明らかにサイズをこうしたほうがいいと思う場合は、お客様にご説明をして製作にあたります。




足は常に変化するものなので、絶対にこれじゃないと!と言う断定もできない部分があり、あくまで標準値とお客様の感覚を考慮してサイズを最終的に判断しているというやりかたです。





採寸は有料で税抜き3,000円で承ります。一度採寸させていただいたらその後はこのデータで製作いたしますので、採寸は一度で大丈夫です。
ご希望がある場合は2回目以降は無料で採寸いたします。




何かご質問やご要望等ございましたら、遠慮なくお伝えくださいませ。