「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:じょんじょん

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『お知らせ』

現在のオーダーメイド完成予定時期は
2022年2月末完成、2022年3月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。

生徒さんが吉靴房のじょんじょん厚ヌメククリを製作されました。

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靴製作の技術の応用をふんだんに使ったデザインで、このような完成度にするのは長年通ってくださったからこその作品です。

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全体のバランスも鼻緒の綿入れも掬い縫いも全てほとんど僕が手を貸すことなく仕上げられました。素晴らしい!

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特にこちらのサイン。素敵ですね!
なんと奥様へのプレゼントです。美しい!

心のこもったこちらの作品を履いたところを是非拝見したいです♪
次の作品もとても楽しみです。

それではまた明日。

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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

実践革靴製作専門習得コースも立ち上げました。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22840528.html


075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
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8月13日(金)〜8月16日(月)の営業はお休みさせていただきます。
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こんばんは。野島です。

吉靴房の夏のおすすめの履き物でじょんじょんというデザインがあります。先日YouTubeでも革下駄とともに紹介させていただきました。

IMG_2770

こちらのデザインは若干細めにできています。
実はあえての細めで小指が少し落ちるくらいでも問題ないと私が判断しているためです。

しかしながら小指が本体から落ちるのがどうしても嫌だというお客様のために、少し幅を広げて作るオーダーもお受けしております。

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右足が若干広くて丸みがあるのが伝わりますでしょうか。

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少しの差ですがこの右足形状ですと小指が落ちません。

ご希望の方は是非お問い合わせくださいませ。

それではまた明日。

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こんばんは。野島です。

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革下駄という商品は独立前から作っていたもので、日本の履き物を製靴家として作るアイコン的なデザインとなっています。


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じょんじょんは現代的草履を革下駄と同じ製法で10周年の時に作ったものです。

YouTubeで紹介させていただきましたので是非ご覧くださいませ。
それではまた明日。

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こんばんは。野島です。


展示会があるとギリギリになりがちですが、なんとか8月末分完成いたしました。


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今月も短靴、パンプス、サボ、ブーツ、ミュール、足袋型、鼻緒型と様々でした。
元々独立する前からいろいろな種類の靴を作りたいと願っていたので本当に楽しく製作させていただいております。

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手前真ん中の黄色の鼻緒の革下駄お気に入りです!


その上にあるじょんじょん厚ヌメククリはゴールドの鼻緒の特注品。良い感じですよ!

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ちなみにソールの貼り方はこんな感じです。

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おにぎりを作るように成形しながら貼り合せます。
ここは僕の手の感触で心を込めて作り上げるのでスタッフは全く介入しない作業です。

革下駄を含めると数千回やっている作業ですが、緊張感と楽しさが常にある大好きな作業です。






今日はお客様に美味しい天むすを頂きました!

天むす「喜多」さん

天むすは元々大好物な上にこんな名店のをありがとうございました!

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我慢できずに少し食べちゃったから上の画像になったなんて言えない!


大変美味しかったです。ごちそうさまでした!





















こんばんは。野島です。



吉靴房の中で草履型の鼻緒サンダルは特別なものです。
そもそも独立前から作っていたものということもありますが、僕自身が子供の頃から最も気に入って履いていた履物だったというのが一番大きな理由です。




覚えている限りでは小学生の頃、靴の脱ぎ履きが面倒で、どこに行くにもゴム草履を履いていたこと。
夏の朝、岩城神社でのトレーニングにスニーカーではなくゴム草履を履いて行き、先生にも同期にも笑われたこと。


こんな思い出を書いているときに出てくるゴム草履は常に「じょんじょん」と呼んでいました。

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今思えば静岡はゴム草履の生産地として有名ですし、そもそも駿河の下駄の生産地としても有名です。


でも僕の地元ではぞうりのことを「じょんじょん」と呼んでいました。
同郷のみなさんそうでしたよね?






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この作品は地元でのこの呼び名から付けました。
吉靴房10周年のときのことです。






面白いもので今でもぞうりのことをじょうりと呼ぶ地域が全国に多くあります。
特に年配の方でじょうりと呼ぶ方が多いはずです。





潮田鉄雄著
ものと人間の文化史8「はきもの」にもその分布図が描かれていますが、全国各地、特に都会から少し離れた地域に多く残っています。




ただ、このじょうりという呼び方、軽率にぞうりの訛りと断言をしてしまうことは出来ません。




平安時代のから残る文献に、草履と浄履(じょうり)と両方見られるからです。
室町時代にも江戸時代にも両方文献が残っています。


僕の仮説ですが、日本における履物は、結界を出るものという意味合いもあることから、浄化するための履物という意味があって、この呼び名がついたのではと思っています。



藁草履と同じ素材の注連縄も結界の役割を持っています。
いかがですか?考えさせられますよね。



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このようなことに思いを馳せながら、このデザインは10周年記念作品として作り上げました。






革で履物を作る。
革で下駄を作る。
そして革でぞうりを作る。




つくりて野島としてはとても自然で、どうしても作りたかったデザインです。





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革下駄ですとボリュームがあって敬遠されていたお客様もこちらのじょんじょんは大変気に入っていただいております。



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細身のシルエットのボトムから太めのシルエットまで非常に相性が良いです。




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是非一度お試しくださいませ。






























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