デザインウィーク京都毎日たくさんのお客様にお越しいただきしゃべりっぱなしで幸せです。
こんばんは。野島です。




今回は吉靴房のレザースニーカーのお話です。





022


吉靴房では裏ルールというか、僕が勝手に決めているのですが、作るデザインは基本ずっと定番にするとしています。





もともとファッション大好きな大学生だった僕は、ファッション大好きにもかかわらず流行というものにあまり興味がなく、いわゆる定番と呼ばれる商品が気になって仕方がない毎日でした。





ダッフルコートといえばここ!とか、デニムといえばここ!とか、レザーパンツといえばここ!とか、ボーダーシャツといえばここ!とか、例をたくさん挙げるとひとつの記事になりそうですが、そういったアイテムを調べてはお店に見に行って説明を聞いて実際着てみての繰り返し。


法学部の学生だったのに六法全書なんか全く目もくれず、ファッション雑誌を買いあさる日々でした。






スニーカーの定番がもちろん好きで、コンバースのオールスター、アディダスのスタンスミス、ニューバランスのM996、リーボックのポンプフューリーなど鉄板のデザインを何足も購入し、革靴と順番に履くという学生でした。




友人達に定番ばかり集めたお店をやりたいと話してみたら、誰が行くねんwと言われたのを覚えています。






デザインというのは本当に面白く不思議なところがあり、でも定番になるには多くの人の共感を得られているからで、絶対に理由があると思うのです。






吉靴房を立ち上げてから、絶対にレザースニーカーを作りたいと思ってたので、京都に来てすぐ製作しました。

そのときに教科書にしたデザインが、コンバースのジャックパーセルというデザインです。




1935年に発売され、今も定番として高い人気を誇る商品で、ずっと変わらず素敵なスニーカーです。


革靴をスニーカーのような雰囲気をもたせ、定番となる表情と格式を持たせるにはと考えに考えたデザインがこちらでした。



080




P6286026






ラウンドとオブリークどちらもいい顔になるように、そして無理のないすっきりとした線を目指しました。




吉靴房の商品としてはパーツが多いほうなので、いろんな色を使うことで華やかで可愛い見た目にもなります。




032



035 (4)











関西のブランドの印(イン)さんとのダブルネームは少し違った表情にして期間限定で販売しました。
久しぶりに次の展示では復活させようかなと思うほど気に入っています。







201




035



いかがでしょうか。
どんなファッションジャンルにも合わせられる懐の深さがあるデザインとなっております。
是非お試しくださいませ。