こんばんは、野島です。
2月末完成予定分が全て完成し、発送の手配まで完了致しました。
大変お待たせいたしました。



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毎月色々な工程を経て月末に収束してそれぞれの形に仕上がり、箱入れ直前の上記の画像のように並べるときはニコニコしてしまいます。幸せです。ありがとうございます!






今日は「ヌメの外羽根」の解説です。

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吉靴房を立ち上げる直前に、今も毎年お世話になっている代官山のぎゃらりー無垢里で初めて個展を開きました。(今年も4月12日~17日の期間に個展をします)
その為に作った靴型がオブリーク型のもので、その最初のデザインがヌメの外羽根です。




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このデザインにたどり着いたポイントは3つありました。

●ヌメ革を羽根(紐通し部)につかうこと
●当時初めて買ったカシメ(留め金具)を使いたいということ
●羽根を開いた時に隙間ができないようにすること



ヌメ革は吉靴房のメイン素材で分厚くて丈夫なので紐通しに使え、他で見ない表情にできると考えたので、この形に決まるまでに何度も何度も大きさや形を試作しました。

カシメは革作品を作るときによく使われるものですが、ミシンを使わず留められる便利なもので、これをデザインのひとつとして使いたいと考えて片面4つの印象的な使い方にしました。



隙間ができないようにというのは、実は当時通っていた美容院の担当の人が、髪の毛が入らない靴ってできないかな~と話していたのを思い出し、ゴミなどが入らない履物は必要だなと思ったので、くしゃっとつぶせるベロを縫い付けることで切込みがないデザインに仕上げました。

その際できるだけシンプルにしたいと思い完成した作品です。






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シンプルなので、全体に雨靴仕様のシリコンを塗り、水を弾く仕様にできます。





さんとのダブルネーム作品は抜染により個性的な素敵な表情に生まれ変わり、今も定番としてご注文いただけます。




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この蓮の柄は超お気に入りです!






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僕の中ではラウンドタイプはすごくお勧めで気に入っています。
スタッフの水谷は何度もソールを貼り替えて愛用しています。





シンプルですが、可愛い感じにも少し落ち着いた感じにもなるヌメの外羽根。
いかがでしょうか。