こんばんは。野島です。



昨日に引き続き革靴製作教室生徒さんの作品を紹介します。
基本的にといいますか、今まで途中経過的なものはSNS含め一度も紹介したことがなかったのですが、今回はとてつもない大作の途中経過を是非紹介したいと思います。




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こちらが数ヶ月かかって仕上がった製甲です。
最初にイメージを伺ったときに、脅すわけではないですが、これはものすごく大変ですよとお伝えしたほどでした。




模様をデザインし、それを革に写す。正確に裁断して、裏あて革を貼って、細かいところまでミシンをかけるという作業を履き口踵側部分両足とベロ革両足に施しています。




さらに木製のボタンを合計16個手縫いで取り付けました。




この作品は価格設定に困ってしまう為、我々プロだと逆にできない素晴らしい作品だと思います。
教室を運営している立場としてはこのような大作を頑張って製作する生徒さんに感謝しかありません。必ず素敵な作品に仕上がるよう全力でサポートさせていただきます。





過去にもすごい作品を手がけられていて、

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2足目でセパレートタイプで飾りリボン、ゴム付きでプリーツベルト、おまけの革底という属性満載な作品です。


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まだ靴にも革にも扱いに慣れていない頃だったので、とてつもない難易度だったと思います。本当に頭が下がります。







さらにプレゼントで作ったスティックケース。

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ドラムのスティックを収納して、運べて、取り付け可能という作品です。


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こちらもお名前をデザインした装飾を手断ち&手縫いで仕上げました。
素晴らしい!



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裏面や金具類も調節可能で抜かりありません。



難しいことにもどんどんチャレンジする姿に僕も大いに刺激をいただいております。





今取り掛かっている作品の完成も楽しみです!


吉靴房の革靴製作教室では基本的に靴を楽しみながら作っていただく教室ですが、生徒さんのご要望に出来る限りお応えできるようにスタッフ一同全力でぶつかります。

何でも遠慮なくお申し付けくださいませ!