こんばんは。野島です。




僕が新作に没頭している間にスタッフが頑張ってくれて今月分の製甲がほぼ完成しました。
今週末からは釣り込みに掛かります。

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さて、ずっと頭にあってもなかなか進まなかった案件が、急にいくつも重なって進み始めるってことありますよね。今まさにそんな状態です。






ヒールのデザインはそれこそ10年考えていたことでしたが、今回手がけているデザインは独立前から頭にありました。

それは革靴を履いた状態なのに、足袋に草履または下駄を履いた状態に見える商品を作りたいということです。






袴や袈裟に足袋と草履。これはもう手の出しようが無い完璧な形、スタイルです。
時代時代にその時々の職人さん達が、持てる技術を駆使して様々な商品を生み出し、使われ、淘汰されたその先に、伝統が受け継がれています。





そんな選ばれしスタイルにも何か新しいことを求められたり、または求められるタイミングにすぐ対応できるように僕自身思いついたことを出来る限りやって行きたいと思っています。




吉靴房の商品で、五枚丈というものがあります。
僕自身の子供のように愛しているデザインで、大変多くのお客様にご愛用いただいている作品です。
ご愛用の皆様本当にありがとうございます。


五枚丈
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このデザインにはまだ可能性があるのではないかと思い、なんとか鼻緒をつけることができないか。
足袋に草履という完璧なスタイルに少しでも割って入る形状はできないだろうかと考え、この度新作に取り掛かっています。






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京都で13年以上仕事をさせていただくことで、和装業界の方々とご一緒できるようになりました。そんな嬉しい繋がりから、吉靴房で使用している革を使って下駄の鼻緒を作る機会をいただけたので、五枚丈を少しアレンジして鼻緒を挿げてみたいと考えました。



今までの五枚丈よりも簡単に脱ぎ履きできて、より本格的な見た目になるようにしたいと思っています。




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まずは片足サンプルから。これはどの新作も同じです。

どうぞお楽しみに!