こんばんは。野島です。

今日のSOU・SOUさんのブログで吉靴房の単皮に一目惚れされたというお客様が掲載されてました。ものすごくお似合いで格好いいです!ありがとうございます!一目惚れなんて光栄です!たくさんお使いいただき、お直しなど遠慮なくお申し付けくださいませ!









さて吉靴房では中敷や革下駄などに焼印を押しています。

主にヌメ革や豚革に押すのですが、長年使っていると汚れたり、錆びたり、詰まったり、欠けたり、色がついたりといろいろあるものです。


今日は重曹と酢を使って綺麗にしてみました。


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溝の奥も綺麗にするため、まず重曹を敷き詰めます。



そこに酢をかけると、


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一気にジュワ~っとなり、少しブラッシングするだけで綺麗になりました。



焼印は真鍮でできているようなので、今回はネットでも検索すればすぐ出てくるこの方法で綺麗にしてみました。




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いい感じに綺麗になったので、また綺麗に押せます。


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デザインによって焼印は押し分けているので、それぞれ全部綺麗にメンテナンスして使っていきたいと思います。










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その後は裏革と先芯の釣り込みへ。



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見えない部分も丁寧にこなすことで、足当たりが良くなり、履き心地も安定して良くなります。



細かいところまで神経を使いながらかつすばやく作業すること。これはいつも通りです。



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明日は甲革の釣り込みになります。

近所にツバメの赤ちゃんが生まれ、順調に大きくなる姿がとても可愛らしく、毎日成長を見るのが楽しみです。
そんなツバメの親は一日300回も子供のためにご飯を運ぶそうです。

早朝から薄暗くなるまでずっとです。
単純計算してみたら約10時間労働で一時間に30回餌を取り続けているようです。


その愛に頭が下がります。


働き者の親鳥に負けず愛を込めて製作致します。