こんばんは。野島です。



今更ながらかもしれませんが、大船渡高校の佐々木投手すごいですね。

PL学園のKK時代や横浜高校松坂投手の時代から高校野球を観ていた世代としては、メジャーリーガー大谷選手に匹敵するような才能がもう出てきた!という驚きでした。




しかも地元の仲間と甲子園に行きたいという理由で強豪校からのオファーを断っての進学。
仲間想いで男前で才能ピカイチとかいろいろ揃いすぎですね。



そんな彼の甲子園地区予選決勝戦での登板回避は、皆さんもご存じの通り、野球評論家の張本さんとメジャーリーガーのダルビッシュ選手との間接的なやり取りでさらにヒートアップしましたね。


ここからは個人的な見解を述べたいと思います。



今回の登板回避をスポットで見てイエスかノーの二択で言えば登板回避で正解だと思います。一番近くで見ている監督が、批判されること覚悟で決断をくだしたのですから、文句の言いようはありません。

少しだけ引いてみてみると、もう少し計画的に登板させるべきだったのではとも思いますが・・・

○この夏初戦(2回戦) 19球
○2戦目(3回戦) 中1日で93球
○3戦目(4回戦) 中2日で194球
○準々決勝 ベンチスタート 登板せず
○4戦目(準決勝)中2日で129球
○決勝戦で当日監督から指示され登板せず


念のため整理してみました。

上記の間隔をみると、やはりまずはスケジュールの問題が大きいことがわかります。
野球はどうみてもひとりの天才が存在するだけで勝敗が左右されるスポーツです。投手の勝敗に関わる比率が大きすぎるスポーツです。

元々こういったスケジュールなので、監督はそれに合わせて登板を検討すべき・・・
というか、たくさん登板させないと勝ち進めなかったのだろうなあと予想できます。


地元の仲間と甲子園に行きたいという素敵な目標を持って臨んだ今大会。投げるなと言われたときはさぞかし無念であったと思います。
監督も相当な覚悟が必要だったでしょう。投げても投げなくても何か言われるのはわかっていることですから。





さて、僕はそもそも高校野球の放送の仕方は完全に反対派です。ファンの方申し訳ありません。
というのはスポンサーが大きくビジネスとエンタメにされすぎているからです。



高校生の部活で高校総体を目指し、全国大会優勝を目指している高校生はそれこそ相当な人数です。
あんな風に野球とその他有名スポーツのみTV放送してビジネスとエンタメに従事するならば、はっきり言って放送しない方がマシだと考えます。

放送するならば、他の全てのスポーツ、スポーツだけではなく文化部の全国大会も全てフラットに放送すべきだと思っています。


学生時代、剣道部だった僕は、野球の地区大会の応援に行けと言われ、完全に拒否しました。野球部の選手達よ、俺たちの大会にも応援に来るんだろうなと。




多感な時期だったので、極端なことを言ってしまったことは自覚しています。
しかしながら、差別を無くし、平等で美しい社会を目指すのであれば、今の高校野球の放送の仕方こそ見直されるべきだと思います。




ちなみに僕は野球を観戦するのは大好きです。
だからこそ野球の今のシステム改革を望みます。



きっとシステムを根本から変更することで、もっと更に素晴らしい才能と素晴らしい熱戦が観ることができることと思います。