「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:沓

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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
9月末完成、10月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。

新型コロナの騒ぎが落ち着いたらアメリカかフランスで個展をしたいなぁと漠然と考えています。

吉靴房に直接来られる外国人のお客様もいらっしゃいますし、30年振りに英語の勉強でもしようと思いました。

オリラジの中田さんの動画で英語の勉強の仕方を紹介していて、これは参考になるなぁと思ったので実践していこうと思います。
この動画によると英語が話せない理由を元から考えてみると
●伝えたいことを瞬時に組み立てられない
●教材が自分の日常から離れている

このことから英語で日記を書くのが良いとのこと。

ブログを毎日書いているのでこれはいける!

この英語日記はまず日本語で書いて、それを要約したもの(10秒以内くらいの一文で良い)を英訳して何度も口に出すとのことでした。

まずはここからやってみたいと思います!

オンライン英会話やスマホ活用など色々参考になる動画でした。




さてさてここから今日の日本語日記。


IMG_1700

先日からチャレンジしている「沓」をまた作っています。

作り方を抜本的に見直して、新たな製造方法で進めています。

手縫いは最終行程ですが、それまでの行程の完成度が高ければ高いほど縫いやすくなります。

これまでの経験を全て注いで良い形に仕上げたいと思います。

それでは要約英文はこちら

I make traditional Japanese footwear by trial and error from the manufacturing method.  I would like to put my experience into making it, including hand-sewn.



それではまた明日。

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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

実践革靴製作専門習得コースも立ち上げました。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22840528.html


075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

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こんばんは。野島です。


日本の革靴をテーマに誂靴を作り続けて15年以上経ちました。
僕がこのテーマで仕事をしたいと思ったのは日本独自の伝統的な履き物が存在したからです。

坂本龍馬で有名なブーツを始め、日本に革靴が入ってきてから150年以上経ちます。
明治大正時代を経て徐々に浸透し、昭和の戦後には草鞋や草履ではなく、靴が主流となりました。



ほぼ全員が靴やスニーカーを履くようになった現代だからこそ、伝統的な履物を現代の生活に合わせたデザインで提供する意味があると思い、吉靴房では足袋型の靴や革の下駄を作っています。

仕事として考えた時に、百貨店には靴が溢れ、誰でも何足も靴を所有し、シーンによって履き替えますが、下駄箱はいっぱいですし、靴を生業にしている人もたくさんいます。
だからこそ革靴屋として今まで進出していなかったところに入ることはできないだろうかという考えもあり、日本をテーマとしました。

ちなみに日本は「ニッポン」と読みます。


やっと念願だった伝統の履物を作るという依頼をいただきました。


あるお寺さん用で宗派で色が決まっていて、今までの作り手さんがご高齢ということで、次の作り手を探しておられたとのことでした。

IMG_1537

IMG_1540

沓専用の型を作り、型紙を製作。

IMG_1588
IMG_1589

手縫いをし完成しました。


ご依頼主様から何十年も前に使われていたボロボロのサンプルをお預かりし、それ以外の画像とサンダルタイプもお借りして設計しました。



ずっと同じように作られてきたのかと思いきや、使われていたものも、新しいサンダルタイプも画像も全て作り方が違うので難易度が高かったですが、自由度もある程度あったのでなんとか形にできました。


IMG_1587

まだまだ修正点があるとは思いますが、初めての「沓」ができました。

今後ももっともっと勉強してお寺さんなどからのご依頼をこなせるようになりたいと思います。


それではまた明日。


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こんばんは。野島です。


ずっと手掛けたいと思っていたお仕事をいただきました。

ある仏具屋さんからのご依頼です。


「沓」を作らせていただくことになりました!



日本をテーマに履き物を作ると決めた時からずっと何かできないかと考え続けていた仕事です。ご依頼いただきありがとうございます!

普段作る靴とは全く違いますが、経験を全て注ぎ込んで作りたいと思います。

IMG_1537

まず型がないので自作してみました。

木で作ろうかと思いましたが、ひとまず分厚いEVA素材で作りました。

IMG_1536

革靴と違い内外がないのですが、独特の曲線があるので注意しました。


IMG_1540

革靴で言うところのステッチダウン製法の変形で、手縫いで仕上げる予定です。

もう少しかかりますが、今後のためにも頑張って取り掛かりたいと思います。

仕上がりをお楽しみに。

それではまた明日。

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今回の商品解説は「御沓(おくつ)」についてです。


こんばんは。野島です。






くつを意味する漢字は元々は「履」でした。今でも草履として残っているのですが、靴という漢字が使われるようになったのはだいぶ最近のようです。この靴という字も諸説あると思うのですが、日本の場合は履物の全般を表す意味で、サンダルやミュールも意味としては含まれています。



吉靴房では靴は革靴に象徴されるような靴としてイメージしているので、教室単皮の記事で書いたように定義しています。







さて沓という漢字。
この「くつ」はくつや履物を表す意味のほかに、かさなる、かさなりあう、こみあうなどの意味があるようです。水という字がついているように元々は水が吹き出すとか水が吹き出し続けるというところから繰り返し続くという意味が転じて何度も繰り返し踏み続ける→踏むというように転じたところから「くつ」と読むようになったようです。
踏という字から想像してくつと読むようになったという説もあるようです。







「御沓」は神事に使われる浅沓や宮中で使われる烏皮履(うひり)や烏革履(くりかわのくつ)をモデルにデザインしました。




             浅沓
P7213147


          烏皮履(うひり)
P7213124





両方とも甲にクッションを入れて、引っ掛けるように履くタイプの履物です。
木を掘って漆塗りにしたものや、和紙を貼ってふのりを使って成形し漆塗りを施したものなどがあります。踵部分も非常に低く、足にフィットするような形状を目指したものではなく神事用です。






画像は大学時代の剣道部の先輩で千葉で神主をされている方に研究の為に譲っていただいたものです。
その節はありがとうございました。







沓の意味するところは先ほど書きましたが、神事に使われる沓が水と日で構成されているのは意味があるようにも思えます。







浅沓や烏皮履(うひり)を現代の生活環境に合わせ、履き心地を優先した形にしたいと目指した靴が「御沓」です。


PB297679



こちらは吉靴房×SOU・SOU作品として出展した2010年の京都デザイン賞に入選いたしました。





履き心地を重視するため、短靴の形状にし、紐で調節できるようにし、つま先は浅沓のようなボリュームをだし、昔の履物でよく見られる爪先が反りあがったイメージを重ね現在のデザインにたどり着きました。



着物に合う靴として最初にデザインした商品です。
着物のみならず、民族衣装のテイストを持ったデザインの服にも相性抜群だと思います。





是非お試しくださいませ。






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