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『お知らせ』

現在のオーダーメイド完成予定時期は
2023年8月末完成、2023年9月初旬お届け予定となっております。
お時間いただき申し訳ございませんがどうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。


新人さんと話をしていてこの話を書いてなかったような気がしたので書き留めます。


「なぜ足袋型の革靴を作るのか」

まず前提がいくつかあります。
○日本の伝統的な履物は外履きが下駄や草履、内履きは足袋です。
西洋では外履きが靴、内履きも靴もしくは靴下やスリッパです。

これは左右があるかないかを考えると違いがはっきりします。

答えは履物の左右が全く逆ということになります。日本は外に左右無し、室内で左右あり。西洋は外に左右あり、室内に左右無しということです。

○日本には穢れという思想があります。
そのため、外履きを室内で履くことがありません。靴を脱いで上がりますよね。西洋では基本履いたままベットまで行きます。
外の穢れに敷居を跨がせない。これは家というものが結界の意味を持っていたとも考えられます。


以上ことから諸説ありますが、日本では外よりも室内を大事にしていたと考えられます。


現代ではほとんど忘れ去られた思想、考え方ではありますが、なんとなく日本人にはわかる感覚があると思います。穢れは日本人の潔癖なところとも繋がりがありますしね。


外で左右のある靴を履くようになってから百数十年ですが、これらの感覚は無くなることがありませんでした。


その為外で履く靴にも草履や下駄のような脱ぎ履きの快適性を求めていると考えられます。


本来の靴の役割を削ってまで、脱ぎ履きの快適さを優先する。
そして、靴や足の教育が広まってなかったことが様々な勘違いと先入観を生んだと思います。



室内で快適さとエレガントさを併せ持つ足袋。
その特徴を活かしたまま、西洋の技術を融合し和洋折衷の外履きとして革靴にして、室内で大切にされていた思想を外にまで範囲を広げること。
ここに足袋型の靴の存在意義があると思います。



生涯をかけて追求していきたいと思います。


それではまた明日。




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