「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:御沓

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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
8月末完成、9月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。


新型コロナの影響でカラオケにいけないのが思っていた以上にストレスになっていることに気づきました。

工房で大きな声で歌っていますが、やっぱり少しセーブしているのでなんだかすっきりしない!
早く全力で歌いたいですね。




先月末完成でお客様にお届けした商品で、とても興味深いオーダーがございました。


IMG_0441

こちらは爪掛(つまかけ)というデザインで、SOU・SOUさんとのダブルネーム作品でもあるのですが、

裏革、中敷を黒系に統一。

甲ベルトの銀箔を爪先と同じ紅赤にしております。


変更点はこれだけなのですが、よりシンプルで統一感のある存在感がでました。

IMG_0433

同じく爪掛の濡羽色。
裏革も中敷も甲ベルトもすべて黒で統一することでマットな質感とモードな雰囲気も出ています。



IMG_0436

ちょっとした変更ですが、効果は非常に大きく素敵なオーダーだったと思います。
ご注文いただきありがとうございました。




IMG_0430

こちらもSOU・SOUさんとのダブルネーム作品である御沓(おくつ)です。


デフォルトは白いソールですが、黒のソールになっています。



IMG_0432

さらにこちらは滑りにくい合成クレープを貼って製作しました。


深御沓に似たソールになっています。



深御沓はかなり重厚なブーツなので、今回の御沓でのオーダーには合成クレープ部分を少しだけ薄いモノを使用しました。


履き心地と全体のバランスを考えての処置です。



こちらもとても素敵なデザインとなりました。
ありがとうございました。





上記のようにほんの少しの変更で、イメージが良い方向に変わり個性が出てきます。



オーダーをお考えのお客様、是非こちらも参考にご検討くださいませ。



それではまた明日。



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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

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お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
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4月17日~代官山ぎゃらりー無垢里
上記日程で予定していた個展は新型コロナウイルスの影響により
延期させていただくことといたしました。
ご予定くださった方には大変申し訳ございませんが、
次回開催予定は6月26日(金)~6月30日(火)となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは。野島です。


ここ数年成人式で吉靴房の靴を履いてくださるお客様が少しずつ増えてきました。
ありがとうございます!


うちの特徴が出ているデザインをお選びいただくことが多いので和装に合わせていただいていると思います。


こんなデザインを選んでいただいているという商品を紹介してみようと思います。



五枚丈(ごまいたけ)
この商品は黒、白と両極端な色がお選びいただいております。
ブーツ型なのに脱ぎ履きがしやすいというのも人気の理由の一つだと思います。

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御沓(おくつ)
日本古来の浅沓をモチーフに作ったデザインです。
和装のボリュームと相性がとてもいいです。

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革下駄
革下駄製作工程
こちらは説明不要な革の下駄、草履型デザインです。
寒い時期でも足袋や足袋型靴下で履いていただいているようです。
ヌメ革は滑りやすいので滑り止め付きの足袋や靴下を使って頂く方が良さそうです。

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踵単皮(あくとたび)
サボタイプなので式の後の飲み会が座敷でもとても便利だと思います。
こちらは黒が人気です。

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ソールを含め全て黒でというご注文も増えてきました。





今年も成人式にご注文いただきました。
本当にありがとうございます。

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成人式が終わっても、長く愛用していただけるように精一杯お作りいたします。
少しでも日本の文化に貢献することがまさに僕の喜びです。


それではまた明日。



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『お知らせ』
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こんばんは。野島です。



大変お待たせいたしました。6月末完成予定、7月初旬お渡し分のご注文の商品が完成いたしました。




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毎月のこの集合写真は僕の宝物です。
ご注文頂きまして本当にありがとうございます!







今回の完成分の中に特注というか、珍しいこだわりのご注文がいくつかありました。


まずはこちらのクロンプ。

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通常のクロンプは甲革が完全に一枚革のデザインとなっていますが、こちらは踵単皮のように履き口部分に切り替えをご依頼頂きました。


このデザインすごく良いですね。定番に加えたいと思える形となりました。
ありがとうございました!







こちらは御沓の特注です。
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こちらは御沓にビブラム社のワークソールを取り付けたデザインです。
そもそもかなりのインパクトの御沓がさらにパワーアップしております!すてき!
ありがとうございます!








そしてこちらは鋭応先丸のミッドソールがグリーンバージョンです。
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シンプルなダークブラウンの色にグリーンがとても映えます。素敵な色でのご注文ありがとうございました!








いかがでしょうか。
このようになるべくご希望に副えるようにできる限りのことをいたしますので、ご注文時に遠慮なくご相談くださいませ。






















こんばんは。野島です。


漉き機の送りロールを交換して調整中ですが、今度は砥石に繋がるベルトが切れてしまったので、新規に革で作りました。こういうのは重なって起こりますね。



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標準でベルトも売っていると思いますが、ちょうどよさそうな厚みのヌメ革があったので、長さを調節して手縫いで作りました。








さて今日は靴のお直しについて書いていきたいと思います。


靴は必ず磨り減ったりダメージがあり、いつかは直さないといけない時期がきます。
手作りの靴屋ですので、なるべくできる限り直せる部分はお客様のご要望にお答えしたいと思っております。



基本事項は以下になります。




○お預かりして翌月中旬のお渡しになります。
○踵部(トップリフト)交換 3,500円(税抜き)
○積み上げヒール(トップリフト込み)全交換 4,500円~(税抜き)
○オールソール交換 11,000円または13,000円~(税抜き)
○お直しのご依頼を下さった方に感謝の気持ちをこめて、中敷交換無料、ステッチ補修一部無料とさせていただいております。




オールソール交換の価格がふたつあるのは、手縫いがあるのが13,000円~、その他が11,000円~という具合です。

特殊ミシンを使わないと直らないステッチの補修は1,200円~3,000円ほどになります。
詳しくはお問い合わせくださいませ。



今回SOU・SOUのスタッフさんからのご依頼で御沓のソール交換でカスタマイズをしました。

ご依頼としては自転車に乗られるので、ソールのダメージが大きいため、何か別の素材で少しでも強くならないかということでした。

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もともとの御沓のソールはEVAソールといわれるもので作っています。
スポンジとゴムの中間くらいの硬さで、柔らかく返りが良いのが特徴です。

ただ、スポンジのような質感があるので、通常の履き方でしたら問題ないのですが、スポーティな自転車を常用されている方にはやや弱いと感じられると思います。


そこで今回は「深御沓」のソールの少しだけ変えたソールを使うことにしました。


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深御沓のソールは1cm厚のEVAソールと5mmの合成ゴムソールを貼り合せた厚いソールになっています。


深御沓は全体のかなりのボリュームがあるので、このソールを作ったのですが、今回は御沓で使うので、5mmのゴムの部分を2mmにして作りました。




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使い込まれた感じと適度なボリューム感が素敵な仕上がりとなりました。
喜んでいただけると嬉しいです。


今回のようにカスタマイズもできる限りお受けしております。



過去には革下駄をこのように滑りにくい加工をしました。

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愛着のある履物をさらにカスタマイズして履いていただくのは靴屋冥利につきます。

是非ご検討くださいませ。













今回の商品解説は「御沓(おくつ)」についてです。


こんばんは。野島です。






くつを意味する漢字は元々は「履」でした。今でも草履として残っているのですが、靴という漢字が使われるようになったのはだいぶ最近のようです。この靴という字も諸説あると思うのですが、日本の場合は履物の全般を表す意味で、サンダルやミュールも意味としては含まれています。



吉靴房では靴は革靴に象徴されるような靴としてイメージしているので、教室単皮の記事で書いたように定義しています。







さて沓という漢字。
この「くつ」はくつや履物を表す意味のほかに、かさなる、かさなりあう、こみあうなどの意味があるようです。水という字がついているように元々は水が吹き出すとか水が吹き出し続けるというところから繰り返し続くという意味が転じて何度も繰り返し踏み続ける→踏むというように転じたところから「くつ」と読むようになったようです。
踏という字から想像してくつと読むようになったという説もあるようです。







「御沓」は神事に使われる浅沓や宮中で使われる烏皮履(うひり)や烏革履(くりかわのくつ)をモデルにデザインしました。




             浅沓
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          烏皮履(うひり)
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両方とも甲にクッションを入れて、引っ掛けるように履くタイプの履物です。
木を掘って漆塗りにしたものや、和紙を貼ってふのりを使って成形し漆塗りを施したものなどがあります。踵部分も非常に低く、足にフィットするような形状を目指したものではなく神事用です。






画像は大学時代の剣道部の先輩で千葉で神主をされている方に研究の為に譲っていただいたものです。
その節はありがとうございました。







沓の意味するところは先ほど書きましたが、神事に使われる沓が水と日で構成されているのは意味があるようにも思えます。







浅沓や烏皮履(うひり)を現代の生活環境に合わせ、履き心地を優先した形にしたいと目指した靴が「御沓」です。


PB297679



こちらは吉靴房×SOU・SOU作品として出展した2010年の京都デザイン賞に入選いたしました。





履き心地を重視するため、短靴の形状にし、紐で調節できるようにし、つま先は浅沓のようなボリュームをだし、昔の履物でよく見られる爪先が反りあがったイメージを重ね現在のデザインにたどり着きました。



着物に合う靴として最初にデザインした商品です。
着物のみならず、民族衣装のテイストを持ったデザインの服にも相性抜群だと思います。





是非お試しくださいませ。






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