「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:家紋

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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
11月末完成、12月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。


Windows7から10になったり、PCやアプリのアップデートで使えていたものが使えなくなったりすることは今の世の中ちょくちょくありますね。


10年ほど同じ柄で吉靴房のマークのシールを使ってきたのですが、アップデートで同じものを使いたければもう一度作り直さないといけない事態になりました。


箱の側面には

IMG_0720

吉靴房の家紋マークを配したシールを使っていましたが、作り直すのをきっかけにリニューアルすることにしました。



もちろんこのマークも気に入ってずっと使ってきましたし、今後もいろいろなところで使うと思いますが、以前ヤマセミ舎さんに書いてもらった文字を配置することにしました。



IMG_0721

今月末完成予定分のものから順次上記のシールに変えていこうと思っています。


IMG_0722

新旧側面シールを比較するとこのようなイメージチェンジとなります。


新しいシールも長く使えるデザインになったと思います。
ちょっとしたことですが、きっかけがないとなかなか手がつけられない部分ですが、今回変更に踏み切って良かったと思っています。


末永くお付き合いいただければと思います。



それではまた明日。

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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
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075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
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ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
075-414-0121

どうぞよろしくお願いします。
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こんばんは。野島です。


吉靴房で使っている家紋柄と金魚のマークについて、何度かお問い合わせをいただいたことがあります。カタログで少し書いたことがありますが、このブログで公式に説明させていただきたいと思います。




そもそも吉靴房(きっかぼう)の語源としては以下の通りとなります。

「きっかとは菊花の音。菊は皇室の家紋として使われるもので、その形、色、佇まいなど古来より日本人の心に根付いている花のひとつです。
きっかという音に、縁起が良い、めでたいなどの意味をもつ吉と靴をあてました。
房は部屋や小部屋を意味する文字で、手作りの大量生産とは違う良さを表しています。
日本をテーマに手作りでオーダーメイドの靴を作る吉靴房。その名にはこのような意味が込められています。」(カタログより引用)








IMG_6714


これが家紋柄です。
お届けするときの箱の側面に貼っております。


家紋は日本を象徴する富士と扇をベースに菊が少し覗き出ているデザインです。静岡出身のつくりてということで富士山。
それと、東京で吉靴房という名前を独立したら付けようと思いついたときにたまたま住んでいた場所が扇という地名だったこと。扇子とも呼ばれるこの扇は儀礼や芸能でも用いられ、末広がりの形状から縁起が良い物とされていることという理由でデザインに反映させました。
家紋は育った環境、菊花、縁起の良い扇子を統合したデザインとなっています。





IMG_6715

こちらは金魚2匹をあしらったデザインで、お届けするときの箱の天面に貼っています。

金魚は中国のフナの突然変異種がルーツとされています。日本では1700年代頃から普及し始めたのですが、実際庶民まで普及し始めたのは1900年代になってからのようです。そして日本独自の品種も多数生まれています。

革靴はヨーロッパがルーツとなりますが、日本での広がり方や日本独自の履物デザインといったところに金魚と似ている部分があると思います。

靴は箸と一緒で、基本的にはふたつが一組となり道具として使われます。金魚もつがいで新種が生まれるということをかけて、吉靴房の象徴としました。

もちろんそもそも金魚好きであり、工房を立ち上げた時からずっと飼っているということも理由のひとつです。








いかがでしょうか。あまり語ってこなかった部分ではありますが、このような理由で考えたものです。
ご質問等ございましたらできる限りお答えしますので何でもお問い合わせいただければと思います。


今後とも吉靴房をどうぞよろしくお願いします。














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