こんばんは。野島です。


2019年3月21日メジャーリーガーイチロー選手が現役引退されました。
僕は高校を剣道を使ってスポーツ専門クラスのに行ったので、もともとスポーツ全般に幅広く興味がありますが、最も影響を受けた選手は「イチロー」でした。



彼は僕より年が2歳上のまさにスーパースター。アスリート、野球選手という枠には収まらない存在だと思います。


とにかく頭を使って自分の体や感覚と対話し、必要なことややるべきことを自分自身で見つけ出し実行する。それを日本のプロ野球から数えて28年もの間現役で、そして一流であり続けた時代を象徴する稀有な存在だと思います。



ブログがアップされるときには昨日のこととなりますが、イチロー選手の大ファンである私、仕事を途中で切り上げて記者会見を見ました。




今日はその中で印象に残ったお話を記録していきたいと思います。

現役を引退ということについて後悔はありますか?
イチロー)後悔は全くない。重ねることでしか後悔を生まないことはできないのではないか。



これからの若い人に向けてメッセージをお願いします。
イチロー)自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられればそれに向かってエネルギーを注げる。
そういうものを見つけて欲しい。それが見つかれば自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。
自分に向くか向かないかよりも好きなものを見つけて欲しい





28年のプロ生活、あまりにも長かったと言っておられたが、一番印象に残ったことという質問。
イチロー)色々な記録に立ち向かってきたが、そういうものは目指してやってきたが、たいしたことではなかった。記録は後輩が抜いていくもの、それ自体はすごく小さく思えること。10年連続200本打ったことやMVPをとったとかオールスターでとかはちいさなこと。

今日のあの舞台に立てたことは、去年の5月からゲームに出られなかったが、練習を続けてきて成し遂げたからこそできたこと。ここにどんな記録よりもささやかな誇りを持たせてくれた。



野球を楽しんでやれていたか?
イチロー)肩の力を抜いたことは一度もない。

野球が楽しかったのはプロに入って3年目まで。その後はやりがいや満足感などたくさんあったが、楽しいかといわれると違った。




野球の魅力とは?
イチロー)野球の面白いところは団体競技ではあるが個人競技でもあること。チームとして勝ってかつ個人として結果を出さなければいけない。その厳しさが魅力である。
そして同じ瞬間が無いということ。必ずどの瞬間も違う。飽きがこない。








会見中彼は照れがあったのか、心を勝手に想像されないようにしていたのか、反応を単純に気にしていたのか、おかしなこといってます?と何度も言っていた。
これは言ってはいけないな、とか言葉を選びながら慎重にかつズシっと伝わる表現を探しながら。





以前から色々なメディアで取り上げられていたイチローさんの言葉の中でとても印象に残っているのは
「僕は天才ではないです。なぜならどうしてヒットを打てるのか説明できるから。」
「夢や目標は小さなことをこつこつ積み重ねることでしかたどり着くことができない。」
「努力すれば報われると本人が思っているとしたら残念。第三者が見ていると努力に見えるが本人には全くそうではないという状態にしなくてはいけない。」


これは自分にいつも言い聞かせている言葉です。






イチロー選手お疲れ様でした。本当にあなたには多くの影響を受けました。
僕自身のものつくりにもあなたの言葉の影響があります。本当にありがとうございます。
今後のご活躍も楽しみにしております。
いつか靴を作って履いていただきたいと思っています。