こんばんは。野島です。



今日は靴のヒールについて書いていこうと思います。
つくりて野島は7年弱ほど婦人靴メーカーに勤めていました。

その当時は婦人靴か~と内心思ったりすることもありましたが、今はその会社で働けたことにとても感謝しています。



そもそもデザインということについて、細部まで考えたことがなかった当時の僕は、ヒールの高さとそのヒールの種類の多さに驚き、その形状の難しさと技術に感動したものです。

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ちなみにヒールとは、靴の踵部に取り付け、靴に高さを出す部品。靴の踵のこと。
素材は古くは木、革、現代ではプラスチックが一般的です。

起源は主に二つの説があります。
ひとつは乗馬の際に鐙から足を外しやすくし、かつ騎乗の姿勢をよくするために踵を高くしたという説。
もうひとつはチョピンと呼ばれるデザインのような高下駄式の履物が起源となっているという説。

チョピン



他にもいろいろ言われてはいますが、俗説やどうも嘘らしいということもあるようです。




さて、最近新しい試みということを何度かこのブログで書いたりしていましたが、ヒール付のデザインを製作中です。





やっと頼んでいたヒールが揃ったので、今のところこんな感じ、というような記事になりますが、途中経過も毎日のブログに欠かせない要素と思い、記録したいと思います。






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靴型も修正している最中ですので完全に暫定ですが、今のところ上記のヒールをメインに考えています。
ぶっつけヒールと呼ばれる形状で、このヒールに革を巻いてビスで留めます。






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これはかなりボリュームがあるストレートなタイプのヒールです。
これはブーツとかで使おうと思います。





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今回ヒールを探す旅にでて、以前勤めていた会社でもお世話になっていたヒール屋さんで薦めていただいたこちら。
自分の中ではイメージがなかったデザインでしたが、さすがに本職の方にお話を聞いて使いたくなったデザインです。これはどんなデザインにしようかまだ悩んでいますが、いい形なんですよね~。
今は保留ですが、いつか必ず使いたいと思います。





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これはマクリヒールと呼ばれるタイプのものです。一番上のハイヒールの画像での製法がマクリと呼ばれるもので、ヒールの前方(アゴ)にソールを貼って仕上げるものです。




これに関してものすごく悩んでいます。
というのは形状はものすごく合っているんですよね。木型にセットして、全く違和感がありません。
というか、こういう形状を求めて浅草に行ったのですが、現状の設備だと、製作方法的になかなか難しいところがあり、製作方法でクリアしないといけない課題が現状あります。




ただ・・・ただ・・・




形はすっごい好みです。

これも使うと思います。






現状報告は以上です。






ヒールに関しては、お椀の形状や設置。巻きやスタックや塗り、その他もろもろ話したいところがたくさんあるのですが、今回はここまで。



またお伝えする機会があると思いますので、楽しみにしていただければと思います。