「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:コンプレッサー

こんばんは。野島です。


昨日釣り込みと釣り込みシロのバフと中物を詰めたので、今日は積み上げヒールを貼っていきました。


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積み上げヒールは文字通り革の一枚ずつ積んで作るヒールのことで、手製靴では一般的な製作手法です。

靴型によって厚みの違う革を使って製作します。


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革を貼り合せて靴に貼ったら圧着します。

以前は自転車のゴムチューブを巻いて一晩置くというようなやり方をしていましたが、今は靴専用の圧着機を使っています。


コンプレッサーを使ってエアーの力で圧力を掛ける方法です。


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10年以上使っていた圧着機が水分の浸食(空気を圧縮するときに発生する副産物的な水)によって穴が開いてしまったので新調したのですが、新しい機械はいいです!


コンプレッサーはエアーを溜める時の騒音が一番のネックなのですが、新しいものは驚くほど音が小さくなってました。

メーカー時代からコンプレッサーはうるさいモノと決め付けていたので違いに驚きです。



これで深夜も作業がはかどります!


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用意したものは全部貼り終えました。

明日は高さを整えてトップリフトという滑り止めのゴムを貼り、仕上げにかかります。



道具はなるべく長く使う。材料はなるべく無駄にしないをモットーに仕事をしているので、新調した時は結構驚きます。時代にいつも遅れ気味な私。頑張って手作業を貫いていこうと思います!


















こんにちは!

朝7時の更新に間に合いませんでした



無事地元に帰ってきましたよー









さて前回の続きです

ヒール部分を
型紙に合わせ切りました


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こちらを4つと


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1枚目の写真より
薄い革を2つ




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これは
直接地面に触れる部分
これを2つ




んまーこれが硬くって( ̄∀ ̄;)




包丁で荒裁ちをしてから
はさみでチョキチョキ




包丁で切るのも
一度では切れないので

何回もなぞるようにして切りました



はさみで切るのは
出来るだけ根元のほうで
押しながら切るイメージ

コツがわかっても
それなりに力が必要なので



んぎぎぎぎ
ってなってました。笑










次はこれ

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靴底ですっ


こちらも硬いかと思ったのですが
想像していたよりは
硬くなかったですね


切り終わってから
プライマーを塗りました

プライマーとは
糊の接着を強くするための下地剤です









続いて
切り終わったパーツの糊付けです



2枚目の写真の革を真ん中に
1枚目の写真の革で挟み
糊付けします


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こんな感じ


これを張り合わせるのは

工房に置いてある糊の中で
最も強い糊です

その糊にほんの少し

全体の1パーセントの割合になるよう
硬化剤を混ぜます

これに使用した硬化剤は
温度変化に弱いらしく

冷蔵庫に保管されていました

温まると固まってしまうんですって





この硬化剤ね
ビンに入っているのですが

私の不注意で
内蓋を開ける際に

びしゃー!って
盛大にこぼしてしまいました


横着して
立ったまま開けたのが悪かったんです


何事も丁寧に…!



吉靴房の皆様
すみませんでした












話が逸れましたが

ソールと本体にも
硬化剤を混ぜた糊を塗ります



この工程は
糊を塗るタイミングと言いますか

完全に乾ききる前に
張り合わせたいので






糊を塗り終わったー!
はいちょっと休憩、とは
いかない作業です




今までの糊付けは
逆に乾くのを待っていたので

ここは注意したいところです











ソールと本体を張り合わせたら
まず手作業で
ペンチで挟みながら圧着するのですが


ミッドソールで苦戦したように

ソールを貼る位置にも
やはり苦戦した私なのでした



一発勝負って緊張しますね…








ペンチで挟み圧着できたら

さらに
コンプレッサーという機械を使い圧着



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宇都宮さんが
セットしてくださいました













終わったら
ソールの余分な部分を包丁で切ります



ミッドソールで撃沈した作業と同じ…




あとから手直しとかではなく
途中から
野島さんにやっていただきました




ありがとうございます!






でもちょっと悔しかったです
初めからなんでも完璧に出来るわけがないと
わかってはいるのですが…


いつかちゃんと自分で出来るようになるぞ!













余分な部分が切れたら
グラインダーにかけて整えます

グラインダーとは
自動ヤスリ機?


研削砥石がぐるぐると回り
その力で
表面を研削、切断する機械とのこと
(グーグル調べ。笑)




こちらの作業も
お願いしてしまいました






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お陰様で
こんなに素敵な仕上がりに!









今回
中敷きを切るところまで
出来ませんでした


続きはいつになるかなぁ
しばらく先かもしれませんが

またお届けできる日を
楽しみにしています













またも月末の
しかも
来月2回の展示会を控えた忙しい時期

吉靴房にお邪魔させていただきまして
ありがとうございました











それではまた明日!











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