「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:キーヤン

こんばんは。野島です。


昨日のブログに書いた田端さんから画像をいただきました。
奥様に撮っていただいたものです。


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ありがとうございます!とても嬉しいです!
また伺いたいと思います。展示でもお待ちしてますね!


インスタグラムを見たら、いつの間にか帰り姿を激写されていました!笑
今度は僕もこっそり撮ろうw





さて今日は釣り込みを開始しました。

まずは月型を濡らして、専用の糊を塗って、製甲に入れて、釣り込みシロに糊を塗ります。



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ここまではスタッフがやってくれたので、この次の作業は僕が仮釣りをするところです。


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19mmと21mmのクギ、7mmのタックス、ぽんぽん(ハンマー)、ワニ、くいきりが釣り込みセットです。




ワニとは靴の釣り込みで専用に使うペンチのことです。画像の右から2番目ですね。
つかむ、テコを使って引っ張る、叩く、クギを打つという作業が効率よくできて手製の靴作りでは欠かせないものとなっています。
最近は同じ型のワニがもう販売されていないようですが、僕はワニの先が繊細で細めのレディース用のワニを使っています。

靴に傷がつかないように磨いて大事に使っています。






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仮釣りが完成しました。
次は裏革をまとめていきます。




明日はまたDIYの壁貼りの予定もあるので、どんどん仕事していきたいと思います!
ではまた!









こんばんは。野島です。



今月分のアッパー(製甲)が仕上がってきたので、今日は月型(踵芯)を作りました。


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こちらは月型です。
ヌメ革の落としを使って厚みを調節して踵の芯にしています。
革はもともとかなり厚みがあり、ヌメ革は5mmほどの厚みがあります。

それを1.2mmであったり、2.5mmであったり、3.5mmと使う厚みに革漉き屋さんに漉いてもらいます。
残った部分を落としといいます。

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なるべく捨てるものを極力減らしたいと思っているので、こういう工程も大事にしています。


インスタグラムで短い動画ですが、作ってるところも見られます。
https://www.instagram.com/p/BDXk6nbv4EH/?utm_source=ig_web_copy_link







さて今日は午前中に以前から伺いたかった「たばた絞り」さんに行ってきました。
同世代であり、SOU・SOUさんとお取引させていただいているご縁があるのでとても楽しい時間をいただきました。

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シンプルな作業場で、僕が見てはいけない企画書があったりしましたがパシャリ。



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外には水道の配管などもご自身で手がけられた染めの仕事場もあります。


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どこも綺麗に整頓されていて素敵でした。
うちと全然違う!もっと綺麗にするようにがんばります。




そしてもはや名物になっている場所。
玄関から入って階段を覗くと・・・・・








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京都が生んだロックな壁画絵師キーヤンさんの絵が!
とてつもないど迫力でした。いいな~




キーヤンさんはまだお会いしたことがないですが、いずれご挨拶したいと思っています。




この階段の絵はとても素敵なエピソードがあり感動しました。



とても楽しい時間だったので、あっという間に一時間以上が過ぎてしまい、慌てて仕事に戻るため帰りましたが、また時間を見つけて伺いたいです。


革作家5人展「楽しいシコウ」も見に来てくださるということでまたお会いできる日を楽しみにしております。













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