「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

タグ:わらじ

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臨時定休のお知らせ
代官山の個展の為、6月28日(日)の吉靴房の営業をお休みさせていただきます。
誠に申し訳ございませんがどうぞよろしくお願いします。
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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
8月末完成、9月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
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こんばんは。野島です。


先日といってもしばらく前ですが、新型コロナウイルスの影響が大きくなった頃の4月に京都で個展をした時にご注文いただいた「革鞋(かわじ)」を製作しております。

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手前のこの靴です。

P1014294

草鞋(わらじ)を革で作ったらという仮定からデザインした靴です。
草鞋はアスファルトを想定していないので、現代の町を歩くと磨耗が激しく短い時間にしか耐えられません。

そこで革靴として作ればと考えこの形になりました。

ちなみに「鞋」
この字は「じ」とは読みません。

草鞋(わらじ)と読んでいる文字は元々「わらぐつ」と呼ばれていました。
鞋は訓読みでクツ、音読みではカイと読みますが、わらぐつが段々変化してわらじと呼ばれるようになった歴史的経緯を尊重して革鞋をカワジと呼ぶことにしました。


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ミッドソールから立ち上げたヌメ革の「かえし」により幅8mm×厚み4.5mmのヌメ革の紐を足全体に括りつけることができます。


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草鞋をモチーフにしているので、踵側にも通し穴があります。

これが結構重要で、これがあるおかげで全体のホールド率を高めます。
必要最小限の機能の最高峰の鼻緒、そして、更に機能を追加した草鞋。

その両方を革で表現しました。


IMG_0669

底面は吉靴房の定番のソールをマッケイ式で取り付けてあります。

これはオプションで革底にもできます。



明日から代官山ぎゃらりー無垢里での個展です。
今回の新作として展示いたします。


ジャパンレザーアワードにも出品してみようと考えているこちらの革鞋(かわじ)。
ちょっと勇気がいるかもしれませんが、是非ご覧いただければと思います。



それでは代官山でお待ちしております。


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革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

実践革靴製作専門習得コースも立ち上げました。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22840528.html


075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
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吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

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どうぞよろしくお願いします。
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4月17日~代官山ぎゃらりー無垢里
上記日程で予定していた個展は新型コロナウイルスの影響により
延期させていただくことといたしました。
ご予定くださった方には大変申し訳ございませんが、
次回開催予定は6月26日(金)~6月30日(火)となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは。野島です。


最近新作を作りたくてもなかなか手が回らなくて作れてなかったのですが、やっと完成しました!

草鞋をモチーフにしたブーツ型のサボという表現になるちょっと変わったインパクト絶大の靴です。


IMG_9285


名前は「かわじ」としました。
革で作ったわらじ。そのままですね。ちょっと

かわらじ

という名前にしようかと迷ったのですが、今回は3文字がいいなと思ったのと、なんかオリラジっぽいような・・・

というわけで「かわじ」です!


IMG_9284

あくまでヌメ革で作った紐メインということで、やや厚めの革の本体はライニング(裏革)なしの一枚仕立て。

履き口は折り曲げることができます。



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ヌメ革の紐はもう自由に巻いていただければOKです。

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革靴なのに草鞋の雰囲気を出すというのは吉靴房を立ち上げる前からずっと課題で、やっと今の生活に合う形を実現できました。



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インパクト絶大なこちら、4月の個展でご覧いただけるように仕上げます。





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今日はサンプルやお直しを進めた他、ご近所でお世話になっているお花屋さんに竹をいただいたので、それを筒状にカットしてグラインダーで仕上げたり、


IMG_9277

そのグラインダーのヤスリ部分を交換したりしました。


常に一番良い状態で仕事をすることが作品にも影響するので、道具や機械にはほんの少しの変化も見逃さないように気をつけています。



今月は確定申告の準備もしながらだったので、お直しが少し遅れてしまい大変申し訳なかったですが、ようやく仕上がりました。

これからオーダーに集中して製作にかかります。



デザインウィーク京都などイベントも控えていますので、手洗いうがいを入念にしながら仕事を進めたいと思います。



それではまた明日。



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こんばんは。野島です。


確定申告を含めバタバタした状況ですが、スタッフの助けもあり新作を進めています。

ヌメ革を使って現代の草鞋ができないかと摸索していて、イメージが固まってきました。




IMG_9168


藁で作られている草鞋は爪先の先端から紐が出ていて指が出てしまうので、現代人にはつらい履物です。鍛えて慣れると相当いい履物だとは思いますが。


しかしながらアスファルトメインの日本の道路事情を考えると現実的ではありません。


そこで、強度の高いヌメ革の紐を配置したデザインの靴を作っています。


IMG_9169

巻き方はまだ考え中ですが、イメージが形になってきました。

IMG_9170

五枚丈先丸型をベースに、厚めの革で裏革無しの仕上げの柔らかい靴に分厚いヌメ革紐を配置する予定です。


足袋もラウンドも作れそうですし、何より僕自身が楽しみにしております。



ワクワクしながら作れるのはとても幸せです。

がんばります!



それではまた明日。


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30年前のバレンタインデーにチョコを女の子にもらって、「あんたなんかにあげたくなんてないんだからね!」と言われ、当時はなんでそんな言われ方したんだろうと謎でしたが、ツンデレという言葉を知り納得した野島です。




毎日更新するなかで、吉靴房のデザインについて各製品の解説をしていきたいと考えるようになりました。実は10年以上自分の作品の解説をすることに照れがあり避けてきたのですが、何でもこのブログに書くと決めて取り掛かっているので避けては通れないという思いにいたりました。






今日は「五枚丈(ごまいたけ)」というデザインです。

日本をテーマに革靴を作る。このことを考えたとき、地下足袋がまず頭に浮かびました。
地下足袋を改めて解説しますと、
「甲を丈夫な布、底をゴムで作った、直接地面の上で用いる労働用の足袋のこと。
本来の意味から直足袋と総称する時期もあったが、今日では地下足袋が一般的である。
日本独自の履物で、母指が分かれているので踏ん張れるという利点があり、建設現場や高所での作業で欠かせない履物となっている」(百靴事典参照)




もはや説明は要らないほどの履物ですよね。
それほどこの形は名前を言っただけで形状が頭に詳細に浮かぶデザインです。




そもそも足袋は鎌倉時代に革足袋が登場し、江戸時代に布の安定供給ができるようになり布足袋が普及し、その後コハゼ足袋となりました。

コハゼは足袋の踵側をひっかけるように留める金具のことですね。昔は鯨のヒゲを細工して作られていたそうです。


このコハゼは大発明だと思います。このコハゼが五枚使われた足袋の丈。
すなわち五枚コハゼの足袋をモデルに「五枚丈」を作りました。






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コハゼが4枚の足袋もわりと一般的だと思いますが、礼装などで5枚のタイプを使用するのがマナーになっているケースがあるようで、革靴というフォーマルな雰囲気を持ったアイテムでは5枚コハゼをイメージして作るのがいいかなと思って製作しました。





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吉靴房の五枚丈はコハゼは使いませんでした。
完全に足袋と同じような留め方ですと、革靴の硬さではイメージ通り足をホールドすることができなかったというのがひとつ。それと革靴である以上、甲もホールドしたいと考えたからです。




甲と踵を同時に締めて固定するのにはどうしたらいいものか・・・
実は何年も考えて考えて考えて・・・・・


ふとわらじを見たときにこうしたらいいのかあああああ!と繋がって現在の形状になりました。

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踵の紐通し部分の位置は5mm上でも下でもなんか収まりが悪くここでないといけません。
ここの位置に決まるまでに何度も作ったので僕の靴箱には中途半端な靴がたくさんあります。笑





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足袋は白が最初にイメージされる色だと思いますが、そもそも革の足袋が先に登場したということと、昔は別珍やコールテンなどで作られた赤や緑の色足袋がたくさんあったということで、どんな色でも問題なし!といろんな色で作っています。





このわらじから発想を得た紐の通し方は、全体にホールドできるという利点のほかにもう一つ、脱ぎ履きがとても楽になるという嬉しい誤算がありました。



踵部に紐がクロスして通っているのですが、そこの部分の革が開くことでブーツなのに足をズボっと入れる事ができます。





脱ぎ履きが非常に多い日本の事情にも対応できたことで、更に胸を張ってお客様にお勧めできる商品となりました。



是非一度お試しくださいませ。







他のデザインでこんなに書けるかな・・・・
次回もがんばります!








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