こんばんは。野島です。




吉靴房として初めてのヒール付きデザインを、このブログで製作過程を書いてきましたが、やっと納得できる名前を思いついたので発表いたします。



4.5cmヒール付きデザイン
「ひの寸五」です。


ヒールのデザイン画をいくつも書いていた時、底面のラインをまず書くのですが、その線がひらがなの「ひ」に似ていることに気づきました。


ひ


IMG_6898



このような形状です。爪先からヒールまでが「ひ」に見えてきましたか?
見えてきそうですね。
いや見えますよね!





それから寸五という部分。
僕は子供の頃から剣道をやっているのですが、竹刀の長さを三九(さんく)とか三八(さんぱち)という呼び方をすることを思い出し、これは三尺九寸のことを三九と呼んでいるのですが、45mmくらいは何かそういった呼び方はないかと考えました。


尺寸法はおおまかにcm換算すると、一寸が約3.03cm、一分が約3mmです。
となると4.5cmは約一寸五分となります。



これを略式表現で寸五と呼ぶそうです。

以上のことから「ひの寸五」は爪先が足袋型で4.5cmのヒールがついた形状の靴を表すカテゴリーにいたします。









ちなみに今後の展開として通常爪先のデザインも考えています。
こちらは

い

こういった形状なので
「いの寸五」というカテゴリーとして製作しようと思っています。






ちなみに「ひ」と「い」は平仮名でいきます。
平安時代に貴族の女性による大和言葉を用いた平仮名を使った文学作品が多く残されていることから、今回のカテゴリーイメージに平仮名を使おうと思っていました。











今後の展開もどうぞ楽しみにお待ちくださいませ。