「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

カテゴリ: 夢。取り組みたいこと

------------------------------------------------------------
『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
6月末完成、7月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
------------------------------------------------------------



こんばんは。野島です。

年末に寝込んだ為の遅れがまだ解消しておりませんが、一区切りつきました。
まだまだゆっくりできませんが、一つ一つこなしていこうと思います。


さて、最近個人事業主として限界を感じ始めています。
なるべく正確に表現すると、手作りでの靴作りと他のやりたいことを並列でこなすのが非常に難しいということがわかっていながら、そのままになってしまっているという葛藤です。


日本の革靴というテーマのもと、靴を作り続けられていることはとても充実した毎日で、幸せなことと思っています。
でもやりたいことがまだまだあり、同時にこなすことが15年経ってもなかなかできていないという現実があります。


事業拡大・・・
簡単にはできない怖さがあります。

ここ数年人を育てるということを少しずつやってきましたが、できるタイプは独立しますし、独立願望がない人は僕の教え方が下手なのか厳しすぎるのかどうしても続きません。
昔の弟子制度のようなことはできませんので、作り手を1人増やすとして、その1人が成長してくれないと数ヶ月で立ち行かなくなるほどの経営体力なので、この状況を打破するために任せるよりも自分でやるを繰り返し、体に無理が溜まり腰にきたのかと考えてしまっています。


苦手な経理関係や営業も作る時間を奪うことになるので、この辺りの悩みはどう打破すべきなのか考えています。


文化としての履物と接し、革靴だけではなく、革足袋の制作にも着手したいのですが、これはクラウドファンディングが最適なのか。
特殊なミシンを使うとしたら、まず100万単位でお金を用意しなければなりませんし、勉強する時間も欲しいです。
手縫いでこなすと価格が上がりすぎてお客様にご負担を強いる形になってしまいます。


神社仏閣関係者様が儀式で使う履物作りも始まりますが、どれほど時間をかけることができるのかまだまだ視界良好とは言えません。


足袋型のタップシューズも作りたくてうずうずしていますが、手が追いつかない・・・
ヒールデザインもデザイン画は増えているのですが、サンプルがまだできていない状況。


なんとか全部こなしたいのですが、近道はありません。
地道にコツコツ頭を使いながら前に進むしかありません。

でも誰かビジネス教えてくださーい!
子供の頃から頼ることが最も苦手なスキルなので、今まで築き上げてきた人脈を見渡してアドバイスを求めていこうかなと思います。


今年は現状を少しでも打破しながら、より良いものをお客様に提供し、新しい価値を創造できる礎を築きたいと思います。

愚痴のような抱負です。
応援やアドバイスお待ちしております。


それではまた明日。

------------------------------------------------------------------------
革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

実践革靴製作専門習得コースも立ち上げました。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22840528.html


075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------------




-----------------------------------------------------------------------------
吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
075-414-0121

どうぞよろしくお願いします。
-----------------------------------------------------------------------------






------------------------------------------------------------
『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
6月末完成、7月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。

オーダー方法についてはこちらをご覧くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/cat_323072.html


靴磨きも承っております。是非ご利用くださいませ。
http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22615170.html
------------------------------------------------------------


こんばんは。野島です。

12月後半にぎっくり腰になりました。まだ完治していないですが、相方やスタッフに大変世話になりなんとか動けるようになってきました。

整体や鍼灸にも3日おきくらいに行き、色々話をしながら施術を受けていたのですが、些細な発見ながら、大きな気づきがありました。


人体の骨の専門家である整体師や鍼灸師が『足と靴の関係性を知らない』のです。

正確にいうと、大枠の知識はあるのですがあまりにも大枠で、個々の事例に対応できないという感じです。


もちろん僕ら靴屋ほど知る必要はないのですが、足や靴に関することの連動性の無さをこのぎっくり腰期間に肌で感じました。


「西洋医療と東洋医学と足と靴の専門家はもっともっと連動すべき」だと思います。

僕が靴の勉強を始めた頃にも似たような連動の無さを感じたこととして、靴関係の学校と靴メーカーが全く連動していないということがありました。

相乗効果を生み出せない業界に明るい未来があると思えません。

また生涯を通じてのテーマをこのぎっくり腰の期間に見つけることができました。

『体と骨のプロ達と足と靴のプロが連動できるような状況を作る。』

適正な知識をお客様に提供できるサービスになるようこれから考えていきたいと思います。


年の瀬に仕事をしながらこんなことを考えていました。

それでは令和3年にお会いしましょう。

------------------------------------------------------------------------
革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、音楽、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

実践革靴製作専門習得コースも立ち上げました。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/22840528.html


075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------------



-----------------------------------------------------------------------------
吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
075-414-0121

どうぞよろしくお願いします。
-----------------------------------------------------------------------------



こんばんは。野島です。


吉靴房として、野島孝介として新しい活動をしはじめています。
その活動の名前は「Ring-ne(輪廻)」

これは友人である仏師さんとの出会いから始まりました。



P1013849

仏師さんが使う木はヒノキやクスノキ、白檀という香木です。
仏像を製作するので、もちろん素晴らしい材料を使います。
それは何年も向きなどにも気を使いながら乾燥させ、完成後にお寺にお納めした後に割れてこないように厳選された素材です。



P1013814

その素晴らしい素材を凄まじい技術で仏像として完成させるのですが、彫刻なのでどうしても破片を燃えるゴミや産業ゴミに出さざるをえない状況だそうです。


その話を聞いて何かに使うことができないだろうかとずっと考えていました。


仏像になる部分は材料の一部。
それ以外は今まで処分されていた。
でも処分されていたものも元々大切に乾燥させて仕上げられた材料であり、あの芳醇な香りを放っている。
是非とも使わせていただきたいと思いました。



P1013837

厳しい暑さ寒さでも、自然のままの過酷な状況の中で、
仏師は手袋をして無心で木目を読み取り仏像を彫り上げます。
今までは、決して表に出てこなかった仏師の技術のかけら、木っ端(こっぱ)に
新しい活躍の場をもたらしました。


P1013869

ヒノキもクスノキも非常に安心する芳醇な香りで化学製品の香りが苦手な方にもオススメのものです。
香り袋としても、消臭剤としても乾燥剤としても防虫剤としても優秀で数ヶ月以上香りが持続します。

香りが無くなった後も花壇の土に混ぜたり、ペット用のおトイレに混ぜたりして活用できます。


木っ端(ヒノキ)よこ

木っ端(くすのき)たて

このように香りを楽しみつつ、様々なところで活躍します。



既に教室の生徒さんや奈良の展示でノベルティとしてお渡ししはじめましたが、とてもご好評いただいております。


この活動を始めたところ、ご近所さんである西陣の畳屋さんも応援してくださり、畳を作るときに出てくる端材を分けてくださることになりました。





様々な上質な材料の破片にスポットを当て、新しい活躍の場を与えることができれば、その材料も喜んでくれるのではと考えております。


イメージは輪廻転生、円環、リサイクル、リデュース、再生、巡る、循環、円、輪。

英語でもイメージしやすいようにRing。

gを発音しない黙字としてRing-neをブランドネームとして活動いたします。



P1013877

P1013858


今までただ燃やされてきた材料は実は素晴らしい素材。
それを皆様に是非知って、使っていただきたく思っております。



近々このRing-ne(輪廻)で出展予定がございます。
また追ってこのブログでご連絡いたします。


------------------------------------------------------------
『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
2月末完成、3月初旬お届け予定となっております。
どうぞよろしくお願いいたします。
------------------------------------------------------------『営業お休みのお知らせ』

12月8日(日)は吉靴房の営業をお休みさせていただきます。
関東に臨時出張によるお休みです。

急なお知らせになってしまい申し訳ありませんがどうぞよろしくお願いします。

年末年始は12月30日から1月3日までお休みで、1月4日から営業開始の予定です。
こちらもどうぞよろしくお願いします。


------------------------------------------------------------------------
革靴製作教室生徒募集


吉靴房で革靴や革製品を手作りしてみませんか。

型紙、革の裁断、ミシン、釣り込みなど全ての工程を、
ものづくりが初めての方も楽しく作ることができます。

作りながら靴や革の専門的な話から、ニュースや歴史、
スポーツや漫画やゲーム、哲学から天文学、心理学など
いろんなジャンルのいろいろな会話を楽しみながら靴を作れる教室です。

デザインは吉靴房製品からオリジナルまで手作りで出来るものなら何でも自由!
材料費込みなので失敗を恐れず作ることができます。

進み具合は生徒さんそれぞれ全員違いますが、
スタッフ一同で全力でサポートいたします。

ちょっと興味あるかなという方から、
本格的に学びたい方までお問い合わせお待ちしております。

http://kikkabo.livedoor.blog/archives/15633049.html

075-414-0121
nojima@kikkabo.jp

お問い合わせは野島まで。よろしくお願いします。
--------------------------------------------------------------------------


-----------------------------------------------------------------------------
吉靴房では足の採寸を広める活動をしていきます。
靴や足に関わる同業者の方、整体の先生、
ウォーキング指導者の方、スポーツ関係者の方、
靴下屋さんなどなど
ご興味ある方はご一報くださいませ。

nojima@kikkabo.jp
075-414-0121

どうぞよろしくお願いします。
-----------------------------------------------------------------------------

















こんばんは。野島です。



今日の記事はずっと頭にあるけどなかなかできないこと、出来ていないこと、夢というべきことを書いてきたいと思います。

もう先に言っちゃいますが、僕の能力では全然足りないので、どなたか力を貸してください!って感じのことです。



取材があるときはたまに質問していただくので、お答えすることがあるのですが、いくつか考えていることがあります。




●神社仏閣の関係者の皆様方に日常的に使っていただける履物を作りたい。

これは日本をテーマに吉靴房を立ち上げた時からずっと頭にあることです。
足袋型のデザインを含め、様々な履物を作り続けていますが、本当に神主さんが喜んでくださるもの。僧侶の方々が使いたいと思ってくださるもの。


そういった形、素材、履き心地、テーマ、物語など、もっと詳細を伺って具現化して実際試していただき製品に出来るようにしていきたいと思っています。

僕自身が取材に行かなければならないと思っています。


IMG_7067

このようなデザインも上記のようなことを考えて取り組んでいます。







●小学生、中学生、高校生の足のサイズを計測し、自身がどのような足の形状でサイズや特徴はどうなのかというのを伝えるということをしたい。


義務教育の段階から身長・体重などは様々な測定で把握しているのに、足のサイズを知らないという人の方が多いと思います。


身体測定でその数字を出せばいいのかというとそうでもないのが難しいところで、数字を見てその特徴を知っていただくということに大きな意味があると思います。

僕がやっている剣道は裸足の武道なので、そんなに問題にならなかったので昔は気にしてなかったのですが、ほとんどのスポーツは靴に大きな影響を受けます。当然日常生活も同じです。

クライミングシューズは初めて履いてやってみたときには、心底驚きました。革靴を作っている人間では到底理解できないほどの履き心地だったのです。もちろん競技としての機能に特化しているからなのですが、それは何故かということを知っているのと知らないのでは大きな違いがあると思います。


日常生活にはこういう履き物、この競技ではこのようなサイズ感、軽い運動にはこのようなスニーカーを履き分けるといったことを感覚のみでするのではなく、理解して使用していただくのが理想だと思います。


小・中・高と計測し、大人になってまた計測して特徴を把握することで、より良い生活や健康に繋がると思います。



これにはいつもオーダーのときに計測しているアナログなやり方だと、時間的に難しいので、機械の恩恵を受け、その数字からお話できればいろいろ広がっていくことだと思っています。









●剣道で使う道具類を製作して提案していきたい

子供の頃から慣れ親しんでいた剣道ですが、思いのほか革を使う文化が根付いています。そもそも鎌倉時代の武士の頃から革の足袋などを使っていて、刀や具足にはいたるところに革が使われています。


面には藍染した鹿革、面金の横にある水牛の革を使った面縁革、顎止め革、力革、面乳革など。
小手には手の内に鹿革、小手頭にも使われます。
垂には擦れ止革。
胴には胴胸、胸乳革、胴乳革、縁革など。
竹刀には先革、中結、柄革など。


主に鹿革で作られることが多いですが、今思えば、子供の頃からこんなにも革に触れてきていたんだなあと感慨深いです。



今サンプルとして製作しているのは竹刀袋です。
このような実用的な道具や袋状のものは実際使用してデザインも使いやすいものにして作っていきたいと思っています。



●着物、和装小物


着物は文字通り着る物。本来ルールとしては厳しくなかったのですが、着物はハードルが高いと思われがちなところがあります。


着物周辺に使う雑貨類は革でいろいろなものが作れると思います。今後もっと勉強して手がけていきたいと思っています。








ざっと書いてみましたがいかがでしょうか。

僕自身はアートを作っている気が全くなく、実用的な履物で、単なるファッションではなく、文化として普遍的なものを作りたいと思っています。

製作だけではなく社会貢献や何か人の為になる活動をもっとしたい!
そのためには僕だけでなんとかなることは範囲が狭く、いろいろな方々のお世話になりながら活動を進めていかなければなりません。



何かご提案等ございましたら是非ともお伝えください。
出来る限り何でもしていきたいと思っています。



今後ともご指導ご鞭撻のほどどうぞよろしくお願いいたします。















このページのトップヘ