「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

カテゴリ: > 革下駄

こんばんは。野島です。


吉靴房の代表的な履物である革下駄
サイズや履き心地、そして履いたときの見た目はどういう感じがオススメなのかというご質問をよくいただきます。


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まずこちらは経年変化の具合です。

左から完成直後→一年履いた状態→約4年雨や川の中でさえも関係なく履いた状態です。



雨のときや川などに関係なく履いていただくのはかなり抵抗があるかたも多いと思いますが、一度オールソール交換をしていただくほど履いていただいている方であれば、全く問題ないと言って差し支えないレベルです。

要するに色の変化が強いということになるので、それに抵抗がある場合は濡らさないほうが良いと思います。


なぜオールソール交換後という条件付なのかといいますと、ご購入後数年でお直しの時期が来ると思います。その時はソールが痛んで交換ということになるのですが、同時に鼻緒がかなり伸びていると思います。


逆に言うと、たくさん履いていただいたおかげで、これ以上伸びないところまで伸びきった状態です。


オールソール交換ではそれを従来の履き心地にお直ししてお渡ししますので、基本的にこれ以上伸びにくいということになります。



是非革下駄をたくさん履いてくださったお客様には、秋冬の間にオールソール交換をご依頼いただきたいと思います。
税抜き13,000円ですが、ここからがむしろ本番です。
更により良い状態でより長く履いていただけます!







履いたときのサイズ感は以下のようになります。


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これは前から見た画像ですね。

真横から見るとこんな感じになります。

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下駄は小さ目が粋であると江戸の昔から言われていることです。
正確に言うと、踵の接地面が本体に乗っている状態であれば真横からみて踵が出ているように見えても全く問題ありません。


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お客様によってはもっと踵を出したいという方もいらっしゃいますが、新品時にこのくらいがベストです。

たくさん履いていただくことにより、鼻緒が柔らかくなり、もう少し足が前にでます。



サイズの目安は普段履いている革靴のサイズです。


普段例えば24.0~24.5のどちらか迷うという方も多いと思いますが、その場合は小さい方をお選びください。
このケースですと24.0になりますね。


オーダーも上記の画像のような状態で製作致します。



革下駄以外にもじょんじょんや、革履という商品も基本的に同じように選んでいただければと思います。



いかがでしょうか。
わかりにくいことなど何でも遠慮なくご質問いただければと思いますのでどうぞよろしくお願いします。


























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こんばんは。野島です。



つくりて野島はとにかく鼻緒の履物が好きです。
足についてくる履物で、足に触れる面積が最小限で安定する履き心地を提供できる人類の大発明といえるのが草履、下駄、トングサンダル類だと思います。



素足の競技である剣道を子供の頃からやっていたことが大いに影響していると思いますが、日常生活の年間の約半分は自分で製作した鼻緒タイプを履いて過ごしています。


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左が革履堂々 右が革履おだやかと名づけました。




ぱっと見そっくりですが、爪先の形状と鼻緒の締め具合が少しだけ違います。

基本的に堂々の方は男性サイズ。
おだやかの方は女性サイズとなっております。





堂々の爪先がやや角張った印象に対し、おだやかは字の如く柔らかな曲線の爪先形状にしました。


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夏のワンピースタイプと非常に相性が良いです。






実はこの革履は革下駄じょんじょんに比べると履き心地が硬いです。
これは元々このデザインを作るにあたって、なるべく土に返る素材で作りたいと考えて製作したといういきさつがあります。



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本体部分を足が乗る部分と鼻緒まで全て完全に一枚で作っています。
革下駄やじょんじょんはソール部分に分厚いEVAを貼っているため、かなりクッション性があります。革履はソールもヌメ革、現代の道路事情を考慮し、薄いゴムを貼っていますが、クッション性は落ちます。





なるべく天然素材中心で作り上げ、地面に近い位置で歩くというコンセプトをご理解いただければと思います。






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計画では今年中か来年にはクッション性の高いソールを貼ったバージョンも製作したいと検討中です。





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黒ヌメでも製作可能です。

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黒ヌメだとはっきりとわかりやすいですが、革下駄やじょんじょんと一番の違いは鼻緒の上面が革の表面になり、足が乗る部分が裏面となっています。



これは足が滑ってしまうのを防ぐ為です。




ちなみに革下駄とじょんじょんは鼻緒外側パーツが綿を詰めてクッション性が高い為、革履より鼻緒の締め付けが強めです。



ヌメ革のみで構成されているこの革履は硬めに仕上げるため、馴染むのに時間がかかるためややゆとりのある締め具合になっております。





ぎりぎりまでナチュラルな天然素材で製作するということに拘った作品です。
是非お試しくださいませ。
























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こんばんは。野島です。





今日はいろいろ忙しい日でした。
電話や打ち合わせや何件もあり、いいお話や楽しいお話を聞くことができました。



ハンドメイド・手作り作品通販サイトのCreema(クリーマ)さんからお話を頂き、出来る範囲でいくつか出品することになり、慣れないPC仕事をずっとしました。


https://www.creema.jp/c/kikkabo



まだ掲載商品は少ないですが、これから少しずつ増やしていければと思います。

それにしても大手のハンドメイド通販サイトということで、素晴らしい商品がたくさんありますね。自分の知っている世界が如何に狭いかを思い知らされました。

新しい視点でご覧頂けるように勉強していきたいと思います。







先日嬉しいニュースがありました。従兄妹が結婚するそうです!おめでとう!
しかも平安神宮で挙式とのこと!テンションあがります。楽しみだ~。





世の中も動いていて、僕自身やりたいことや考えてることもあって、地域のことを真剣に考え悩み活動している人に出会い、新しい若い世代のエネルギーに触れ、日々過ごしています。



スタッフも僕がPCの前にずっといる状況や、打ち合わせや電話の最中に進められるところを進めてくれるので吉靴房として前に進んでいます。




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画像は革下駄とじょんじょんの2度目の癖付け後です。
美味しいタレの2度付けというわけではないですが、半渇きの状態の2度目の癖付けが仕上がりを大きく左右します。


今月も仕上がりが楽しみになってまいりました。




いろいろ同時に進められるのは幸せなことだと思います。胡坐をかかず常に前を向いて進めるよう頭も体も使っていきたいと思います。












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こんばんは。野島です。



吉靴房の中で草履型の鼻緒サンダルは特別なものです。
そもそも独立前から作っていたものということもありますが、僕自身が子供の頃から最も気に入って履いていた履物だったというのが一番大きな理由です。




覚えている限りでは小学生の頃、靴の脱ぎ履きが面倒で、どこに行くにもゴム草履を履いていたこと。
夏の朝、岩城神社でのトレーニングにスニーカーではなくゴム草履を履いて行き、先生にも同期にも笑われたこと。


こんな思い出を書いているときに出てくるゴム草履は常に「じょんじょん」と呼んでいました。

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今思えば静岡はゴム草履の生産地として有名ですし、そもそも駿河の下駄の生産地としても有名です。


でも僕の地元ではぞうりのことを「じょんじょん」と呼んでいました。
同郷のみなさんそうでしたよね?






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この作品は地元でのこの呼び名から付けました。
吉靴房10周年のときのことです。






面白いもので今でもぞうりのことをじょうりと呼ぶ地域が全国に多くあります。
特に年配の方でじょうりと呼ぶ方が多いはずです。





潮田鉄雄著
ものと人間の文化史8「はきもの」にもその分布図が描かれていますが、全国各地、特に都会から少し離れた地域に多く残っています。




ただ、このじょうりという呼び方、軽率にぞうりの訛りと断言をしてしまうことは出来ません。




平安時代のから残る文献に、草履と浄履(じょうり)と両方見られるからです。
室町時代にも江戸時代にも両方文献が残っています。


僕の仮説ですが、日本における履物は、結界を出るものという意味合いもあることから、浄化するための履物という意味があって、この呼び名がついたのではと思っています。



藁草履と同じ素材の注連縄も結界の役割を持っています。
いかがですか?考えさせられますよね。



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このようなことに思いを馳せながら、このデザインは10周年記念作品として作り上げました。






革で履物を作る。
革で下駄を作る。
そして革でぞうりを作る。




つくりて野島としてはとても自然で、どうしても作りたかったデザインです。





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革下駄ですとボリュームがあって敬遠されていたお客様もこちらのじょんじょんは大変気に入っていただいております。



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細身のシルエットのボトムから太めのシルエットまで非常に相性が良いです。




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是非一度お試しくださいませ。






























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こんばんは。野島です。


コパアメリカが現状ライブで観れないのでやきもきしております。コロンビアVSチリが観たい!!
ブラジルも調子が上がってきたみたいに見えるし。バタバタでグズグズのアルゼンチンが良くなっていく様も観たい!


ふぅ~。欲求を吐き出してみました。笑





さて、今日は革下駄の底付けと靴の積み上げヒールの作業をしました。

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ずらっと並んできたので僕の中でお楽しみの完成後全体写真がもうすぐです。






革下駄の底付けは靴型を使用しないので、どうもコツがいるようです。
というのは、僕自身は自分で詳細なイメージを持って作り上げた履物なので、革下駄の一番良い履き心地と見た目の両立が完全に出来ているのですが、スタッフや生徒さんにはその辺りが少し難しいようで、特にスタッフには詳細にイメージを伝えてもなかなか思った形になりません。


そんなわけで革下駄の底付けは必ず僕がやります。


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爪先をまず貼ります。


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爪先の位置を決めたら踵側の位置を決めます。


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爪先と踵の位置が決まったら、革下駄の生命線とも言える爪先のカーブを成型します。



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残りの部分をおにぎりの要領で成型しながら接着し、


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ハンマーできっちり接着します。



インスタグラムで動画を撮ったので、良かったら見てみてくださいね。

其の一

其の二



ちょっと丸いお腹を上手く使うのがコツです。笑
そう、ちょっとです。ちょっとね。





革下駄は靴に比べて簡単に見えるようで、これなら一日でできますか?とか教室ですぐできますか?というご質問を割りと頻繁にいただきますが、靴の作業の応用編の集合体のような作品ですので、とても難しいです。


まずは1足基本的な靴を作ってから取り掛かるのをオススメしております。





是非とも教室でチャレンジしてみてくださいね!









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こんばんは。野島です。


本日の教室で生徒さんの作品が完成しました。

安全靴をデザイン化した非常に珍しい作品です。
爪先に金属パーツを装着し、ビブラムワークソール仕様。紐の通し方もとても面白いです。



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とても真面目で博識な生徒さんで、次々とすごい作品を手がけています。


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これも同じ生徒さんの作品です。
ノルウィージャンウェルテッド仕様の力作。初めての掬い縫いも素晴らしい出来栄えですね。






完成の瞬間を立ち会えるのは教室を運営していて最高の瞬間です。
生徒さんにはいつも大変勉強させていただいております。
いつもありがとうございます。至らないところも多々ありますが、今後ともどうぞよろしくお願いします。







今日は特注の革下駄をお客様にお渡しすることができました!
鼻緒をエイ革でとのご注文でした。



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エイ革を使っての作品は初めてだったのですが、鎧か何かですか!?ってくらい、鱗が硬く、加工に難儀しました。


お客様のお持込の材料なので、慎重にかつ頭をフル回転させて製作いたしました。



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基本食べることがある素材しか使わないというルールを設けている吉靴房なので、普段は牛と豚しか使っていないということを承知してくださっているお客様に、
「使う素材のことは知っているのですが、エイはどうですか?」とご相談を受けました。

エイか~と少し悩んでいたところ、
「エイヒレってどうですか?」
「ムニエルも美味しいですよね?」
と飛び切りの笑顔で口説かれ、





「美味しいです!」


とお答えし、お引き受けしました。






初めて扱う素材はとても勉強になり、刺激を受けます。
ご提案いただきまして本当にありがとうございました!


今後は吉靴房で普段からどういった形でエイ革を使うか考えたいと思います。



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もうね。超お似合いでした!
僕も欲しい!





またのお越しをお待ちしております!
ありがとうございました!

































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こんばんは。野島です。


京都に帰ってまいりました。
今日は早朝に静岡から出発できたので、母のお墓参りをした後、伊勢神宮まで行ってから京都に戻ってきました。




久しぶりのお伊勢さん。あいにくの雨でしたが、大雨ではなかったのが幸いして、霧が出てさらに荘厳な雰囲気でした。




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西陣界隈に店舗を構える吉靴房は今宮神社が氏神様となります。
「今宮五社」「五社今宮」とも称され、「五社」は伊勢神宮・今宮神社・春日大社・岩清水八幡神社・熊野大社を表すそうです。



上記のこともあって常に伊勢神宮は頭のどこかで意識していて、機会があればいつでも参拝したいと思っています。ひさしぶりに伺うことができました。




それともうひとつ。ご挨拶に伺いたいお店があったので行ってきました。
伊勢神宮の参道におかげ横丁という観光地としても有名な町並みがあります。
いろんなお店が江戸末期から明治初期のように再現されていて通るだけでも価値のある場所と思います。




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こちらは超有名な赤福さんですね。




実はこのおかげ横丁内の「かみなりや」さんにて吉靴房の革下駄きんちゃくをお取り扱いいただいております。
おかげ横丁

かみなりや







吉靴房のきんちゃくはこちら↓
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雨だったので商品が濡れない様に気をつけながら、ご挨拶に伺ってきました。
なかなか伺うことができなかったのですが、今日やっと叶いました。
伊勢神宮に隣接したおかげ横丁に商品を置いていただいて大変光栄です。


お伊勢参りに行かれる方は是非かみなりやさんにもお立ち寄りくださいませ!










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