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『お知らせ』
現在のオーダーメイド完成予定時期は
12月末完成、1月初旬お届け予定となっております。
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こんばんは。野島です。


漫画アニメの中で最も好きな作品のひとつである「3月のライオン」。
タイトルにしたインクみたいに滲み出したという表現は1巻チャプター6の最後のモノローグです。
この一文だけみて主人公零君の言葉とわかった人は相当なファンですね。

僕はこの一文でこの作品の大ファンになりました。


 泣きじゃくる
 彼女の声を聴いていたら
 閉じ込めてあった
 疑問が胸の中で
 インクみたいに滲み出した

 僕はー
 僕はずっと
 消えてしまったホントの僕の家族の事
 泣いても仕方ないから
 あきらめて
 悲しいから考えないようにして
 頭から追い出して
 追い出して
 追い出して・・・
 -でも・・・
 本当にそれでよかったんだろうか・・・


これがそのシーンのモノローグなのですが、状況を簡単に説明します。


主人公の零君はプロ棋士の高校生。
子供の頃に家族を事故で失い、プロ棋士の内弟子として引き取られます。
プロ棋士の家では将棋の強さが全てに優先するため、居場所を確保する為と逃げる場所として必死に将棋の勉強に打ち込んだのでした。
やがて孤独を抱えたまま一人暮らしを始めた主人公が、ある3姉妹と出会い、少しずつ人の温かさに触れることで成長していく物語です。

その3姉妹の母はすでに他界していて、主人公は送り盆を共に過ごします。
その夜次女が川まで走り出し、母を思い出して泣くシーンがあり、そこで主人公が記憶の奥に閉じ込めた悲しい気持ちを思い出すというシーンです。



僕自身、孤独や敗北、親との不和など精神的に不安定な時期があり、ふとしたときに記憶の奥底から当時の黒ずんだ気持ちが湧き上がるときがあります。
その表現を、インクみたいに滲み出すと描いた作者の描写力に心を奪われました。


3月のライオンという作品は将棋を題材にした漫画でありながら、文学的な美しい表現がたくさんあります。
是非手にとっていただきたい作品です。


それではまた明日。


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