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4月17日~代官山ぎゃらりー無垢里
上記日程で予定していた個展は新型コロナウイルスの影響により
延期させていただくことといたしました。
ご予定くださった方には大変申し訳ございませんが、
次回開催予定は6月26日(金)~6月30日(火)となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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こんばんは。野島です。

歴史を知ることは過去の経験を知り、未来に活かす為の楽しみになると思います。

前回はこちら。



今回は奈良時代からになります。


710〜794年 奈良時代

  • 〇しとうず(したぐつの変化か?)という足袋の原型が履かれていた

  • 〇アングロサクソンの間ではくるぶし丈の靴を履いていた

  • 正倉院に繍線鞋(ぬいのせんがい)という爪先に刺繍飾りのある女性用の浅沓が今も保存されている


701年大宝律令

718年養老律令

「衣服令」により上は帽子から下は履物に至るまで定められた

○色や材料によって階級の区別がなされた


794〜1192年平安時代

  • 9世紀頃 フランスの宮廷などではレース飾りのついたブーツが履かれていた

  • 10世紀頃 古代中国で纏足の風習が始まった

  • 1075年 イギリスで鞣製業者のギルドが組織される

  • 1167年 オックスフォード大学創設

  • 平安時代末期には革足袋が使われている(武士の誕生との関係性)

  • 平安時代中期以降鎌倉時代にかけて今日の草鞋が完成されたようです。

  • 呼び名は文献や地方の方言を辿ると

  • ワラグツ→ワラウズ→ワランズ→ワランジ→ワラジと変化してきた


907年延喜式の中で、錦鞋(きんかい)、線鞋(せんがい)、麻鞋(まかい)、糸鞋(しかい)など、階級によって履き分けられた。

文献上では一般民の履物は確認しにくいが、平安時代中期後期には広くワラグツが履かれていたようです。

足袋について平安時代中期の漢和辞典「和名類聚抄(わみょうるいじゅしょう)」に多鼻、単皮とあり、鹿革で農夫が履いていた

室町時代には踏皮(たび)という記載もある


1192〜1333年鎌倉時代


  • 1324年 イギリスのエドワード二世が大麦3粒=1インチと決め、39粒並べた長さをベースに靴のサイズを決定

  • 鎌倉時代の武士は毛沓(貫)や物射沓といった履物を履いて騎乗した

  • 蒙古襲来絵詞に足袋や貫が見られる



1338〜1573年室町時代


  • 1379年 パリで靴屋の組合が結成

  • 1406年 イングランドのヨークで靴屋組合結成

  • 1410年 ロンドンで靴業者のギルドが結成

  • 大航海時代

  • 1492年 コロンブスがアメリカ大陸発見

  • 15世紀末ノルウェーでモカシンが作業靴として誕生


1337〜1453年 英仏百年戦争

やはりここでも戦争との関連性があるように見える


戦国時代、安土桃山時代

  • 1543年日本に鉄砲伝来

  • 1547年 イタリアメディチ家よりフランスアンリ二世に嫁いだカトリーヌがハイヒールスリッパを履く

  • 1550年イギリスエリザベス王朝でミュールが用いられる

  • 1588年 スペインの無敵艦隊がイギリスに敗れる

  • 1596年 ドイツ エドワードマイヤー創業(ドイツ王室御用達のブランド)

  • 16世紀ブローグ靴の原型が誕生(穴飾りの装飾の靴)



鉄砲伝来は大航海時代とスペインポルトガルの世界戦略の一つとして考えると繋がりがわかりやすいです。

ブローグ靴は元々牛革製のアイルランド靴です。

室町時代から江戸時代にかけて、座敷の住居に変化+木綿の普及が衣類の改良を促した。

板の間、麻布、革足袋の生活から畳と木綿、布足袋への生活に移り変わる

裸足から草履、足駄から布足袋、下駄へと変わった




今回は奈良時代から一気に安土桃山時代まできました。

YOUTUBEでもお話させていただいております。






大枠で捉えることも重要だと思うのでこのような書き方をしましたが、歴史を知ると現在の政治も見えてきます。


ちょうどこのブログを書いているときに安部首相から緊急事態宣言の発令がありました。
この宣言については個人的な意見は差し控えますが、この件について世の中のいろいろなコメンテーターが遅いとか、こんな首相を選挙で選出しているとか、第二次世界大戦以降は利権の確保に躍起になって対応策を考えないなどネットでいろいろ書かれていました。

しかしながら、このような政治的判断の遅れや、政治家への批判は日本史を少し詳しく知ると平安時代や元寇の頃と変わらないんだなあという感想です。


国民一人ひとりがやれることをやれるだけこなす。
それが今回のウイルスに対抗する手段だと思います。


後からの批判はあまりいいことではないと思いますので、粛々とできることをやろうと思います。

それではまた明日。

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どうぞよろしくお願いいたします。
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