こんばんは。野島です。


京都上京区で展開されている「まるごと美術館」というイベントがあります。
神社仏閣の特別拝観と合同で行う春・秋の展覧会です。


新型コロナの影響で今回は縮小しての開催ですが、妙顕寺で開催されているので拝観してきました。


妙顕寺は剣道の稽古でいつもお世話になっている妙覚寺のすぐ南側にあり、いつか行きたいと思いながら実は初めて伺いました。




鎌倉時代後期に創建された、京都における日蓮宗最初の寺院です。




特別拝観は８００円で境内のほぼ全てを観ることができます。
今まで近所ながら入ったことがなかったことを後悔するほど素晴らしい建物、お庭。

今月はもうこの日しか工房から出ることが出来ない状態でしたが、観にいって本当に良かったです。




孟宗竹の坪庭。
尾形光琳の松竹梅図になぞらえて作られたのではないかと言われるお庭です。
毎年新しい竹が生えるので毎年場所や形が異なります。






五色椿と赤松の庭。
妙顕寺は街の中ではありますが、静寂な場所であり、庭に水琴窟を設け、その音色に耳を傾けると心癒される雅な庭です。


水琴窟に水を注ぐと何ともいえない美しい音色がとても心地よかったです。









光琳曲水の庭。
江戸時代に活躍した画家、尾形光琳の尾形家は妙顕寺の檀家であったため関係の深いお寺でした。
文献上尾形光琳が設計したお庭がかつて妙顕寺にあったということで、１７８８年の天明の大火で失われたこのお庭を宝物庫に残されている掛け軸を元に作られました。
真ん中の赤松は樹齢がなんと４００年だそうです。






円窓から眺めるこの曲水の庭は非常に美しくしばらく魅入ってしまいました。











まるごと美術館としていくつも素晴らしい作品が展示されており、非常に見ごたえがあります。

妙顕寺の雰囲気に負けない、さらに底上げするかのような作品のおかげでずっと感動しっぱなしの体験でした。




もうそろそろ桜が見ごろになりますので、京都上京区に来られたら是非とも拝観していただきたいと思います。



それではまた明日。




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