「靴を作るが靴職人と呼ばれるのはちょっと・・・」つくりて野島と新人マキコのブログ

京都の手作り靴工房「吉靴房」で毎日手作りで靴を作る日々。 そして靴以外にも好きなものがあり、製作の合間の出来事も赤裸々に綴っていきます。 基本的にインドアなので、漫画、ゲーム、歴史、科学などなど。 靴作りと好きなことを中心に毎日更新します。 このブログは靴のつくりて野島とこれから初めて靴作りを学ぶ新人マキコの2人でお届けします。

2019年03月


おはようございます!




日中は
とても過ごしやすくなりましたね♪


昨日から
宇都宮さんが復帰されました
まだ本調子ではなく
だいぶ辛そうでした…

無理だけはしないでほしいです
早く治りますように












今回は
中モノを貼りました

釣り込みをしたことにより出来た段差を
なくす作業です



メーカーによって
貼る素材に違いがあるそうで
練りコルクや
フェルトを使うところもあるそうですが

吉靴房では
漉き落としの革を使っています



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もうちょっと
小さく貼れば良かったかしら…?







そして
更に平らになるよう

縁を切っていきます 



野島さんのお手本がこちら



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なんかまた
苦戦しそうな( ̄∀ ̄;)


私の苦手とする作業かもしれない。笑




でも頑張ります!






深めの面取りのようなイメージで
進めていましたが


もっとなだらかに
段差がないようにとのことで







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やっぱり手直しをしていただくことに


(私がやったところの写真がないです
 撮り忘れましたスミマセン)








昨日は
お隣のペンキ塗りを手伝ったり
SOU•SOUさんとの打ち合わせに
連れていってもらったりしました

社長の若林さんと
初めてお会いすることが出来たのですが

話を聞いているだけで
その凄さが伝わってくるようでした


頭の回転の速さ
言葉選びの丁寧さ
引き出しの多さ

どれをとっても飛び抜けていて

すごく素敵な方でした













さてさて

今回は
チョコレートの食べ比べ!




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ミルクチョコレート
50%ダークチョコレート
72%ダークチョコレート
85%ダークチョコレート




このパーセンテージは
カカオ含有量を指します






カカオ含有量とは?

チョコレートの中に
カカオが何パーセント含まれているのか


パーセンテージが高いほうが
カカオ量が多く

砂糖やココアバターなどが少ないため
よりビターなお味となっています








最近
ハイカカオのチョコレートが
注目されていますね




なぜ注目されているのかというと


2016年
カカオプロテインの抽出の成功をキッカケに
様々な健康効果があることが
発表されたから





なんと

脳の活性化
動脈硬化の予防
アンチエイジング
高血圧の予防


いいことづくめ…!








ここからは
個人的な感想です



ミルクチョコレート


ザ・チョコレートなお味
甘くて美味しい

私的には甘すぎる…かな?

口に入れると柔らかい印象



50%ダークチョコレート


カカオと砂糖のバランスが絶妙
甘すぎず苦すぎない



72%ダークチョコレート


ダーク好きにはたまりません
ほんのり甘く
カカオの味が楽しめる

口に入れるとやや硬め
ハイカカオほど
硬さを感じます


85%ダークチョコレート


さすがにここまでくると
甘さより苦味のほうが感じられます
苦手な人には
美味しいと感じないかも?





でも美容のためなら
食べられちゃう。笑






ハイカカオの効果を期待するなら
1日25gぐらいのチョコレートを
毎日食べることが必要となります


一般的に販売されている
いわゆる板チョコの
だいたい半分ぐらいですね






美味しく食べられる上に

健康効果があり
美容にもいいなんて!



最近ゴディバで
85%ダークチョコレートだけの

ゴディバ ピュアというチョコレートが
販売されました




皆さまお試しあれ(*´ω`)








ハイカカオについて
熱弁してしまいましたが



50%ダークチョコレート
個人的に
超オススメです!


こちらも是非
ご賞味ください♪




それではまた明日!











こんばんは。野島です。


吉靴房のネットショップで11型13種類の商品を追加いたしました。
詳細な説明はまたいずれしますが、今回は追加した商品をドドンとご紹介します。




じょんじょん厚ヌメククリ
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じょんじょんというヌメ革製のぞうりに厚いヌメ革のベルトをつけました。

じょんじょん厚ヌメククリ(全ヌメ仕様)
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鼻緒もヌメ革の仕様になります。

革履堂々
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ミッドソールを赤に染めたりというリクエストにも対応できます。
是非お問い合わせくださいませ。

革履穏やか
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革履堂々と似ていますが、こちらは爪先が少しだけ丸めのレディース仕様となります。

深御沓
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御沓のブーツモデルです。
SOU・SOUさんでは濡羽仕様は裏革も黒を採用しています。

段々サボ(先丸)
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足袋のデザインで段々サボがあり、それをラウンド型で製作しました。

カードケース
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3つポケットがある名詞入れです。手縫いで仕上げました。


差掛
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足袋で草履を履いたときをイメージしてつくりました。

天先内羽根ブーツ
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靴型が目立つ仕様なので、シンプルな3つ穴ミドルカットブーツでも目を引くデザインとなっています。


みかがみ
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身をかがめたらすぐ履けるということから、みかがみと名づけたベルクロ仕様の短靴です。

メダリオン外羽根ロングブーツ
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長年リクエストがあったロングブーツを吉靴房流に仕上げました。

プレーン外羽根短靴
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どんな場面でも使えるシンプルな外羽根の短靴です。

プレーンダブルモンクストラップ
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お客様のリクエストから定番デザインのモンクストラップを製作いたしました。





いかがでしょうか。是非工房のショールームや個展会場で現物を履いてみてくださいね。
















こんばんは。野島です。


今日は用事で区役所に行ったのですが、3月の激込みの時期でした!
予定より大幅に時間がかかってしまい、書類2枚に1時間以上の待ち時間・・・
遅れを取り戻すために少し急ぎながら作業しました。



改装は自分では難しい箇所をプロにやっていただき、部屋の中から外が見えていた箇所と、床の危ない部分を修復してもらいました。

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流石大工さんは手順も仕上がりもすばらしい。プロはどの職業も美しいです。
感激しました。展示に向けて更に進めて行きたいと思います。






今日は芯材の工程。


爪先用の芯である先芯を進めたり月型という踵芯をまとめました。
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以前は多くを革先芯で製作していましたが、どうしても思ったとおりの硬さにならなかったので、一部のデザインをのぞき専用の芯材を使うようにしています。




溶剤を塗っていったん柔らかくし、乾くと強度と硬さが出る優れものです。






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作業風景をマキコさんに撮ってもらいました。


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この作業もワニを使って進めていきます。
溶剤の都合上あまり時間をかけられないですし、乾かす時間も必要なので、深夜に進めます。



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今日は15足進めました。

いつの間にかマキコさんがタイムを測っていたのですが、片足1分未満ほどでサクサク進めます。
足袋型はいつも通り2倍の作業量ですが、これももちろん丁寧にすばやく。


プロとアマチュアの違いのひとつは正確性と速さにあると思うので、常により早くより正確に。
見えない部分こそ丁寧に。


常に頭において製作していきます。







明日からはDIYも佳境に差し掛かるので、それを進めつつ、作業も甲革の釣り込み、そして底付けをスタートしていきたいと思います。












おはようございます♪

昨日はとても暖かい日でした
お散歩日和(*´ω`)



吉靴房の近くに
小さな公園があるのですが

そこで見つけた春!



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桜が
こんなに綺麗に咲いてましたヾ(*´▽`*)ノ




桜が咲くと
春だなーって実感します






そして同じ公園で見つけた
こちらのお花



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これ
全部椿なんですよー


1枚目は
いかにも椿!な型ですが

2枚目なんてバラみたい!


4枚目は
最初なんの花だか
わかりませんでした。笑







それとね

こんな可愛い花も咲いていました


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見たことなかったのですが

ニラズイセンという花みたい

ハナニラとも呼ばれているみたい



そういえば毎年のように
水仙の葉を
ニラと間違えて食べてしまい

食中毒になったというニュースを見ますね



水仙には毒があるので
絶対に食べちゃダメです

くれぐれも間違えないように(>_<。












今回は
木型からクギを抜きました


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クギ抜きの作業は
それほど手こずることなくできました!





そして…

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お見せするのが恥ずかしい(´・ω・`;)


釣り込みをしたあとの
余分なところを切る作業


包丁をいつもより短く持ち

握るように
手首の返しを使って革を切っていきます







しかしこれが
上手く切れなくて

削ぎ落とした感じ…?





初めてとはいえ

そんなにかかる!?ってくらい
時間がかかってしまった上に

仕上がりは汚い(_ _。)・・・シュン






これも手直ししていただきました










○○分もかかっちゃった!
とかのレベルではないんですよ

余裕で1時間オーバー

かろうじて2時間かからなかったね☆

ってくらいでした




途中で
心が折れそうになりましたよ( ̄∀ ̄;)









今回は短いですがここまでです

次回また頑張るぞー!







おはようございます♪





初めての一足の続きです

昨日は
月型の釣り込みからスタート



この月型
厚みがあって…

ただでさえ難しく感じる釣り込みを
更に難しいものにしてくれます(´・ω・`;)



最初挑んだときは
正直

こんなに厚くて硬い革
どうやって木型に沿わせるの!

全然できないんですけど!

というのが感想でした




四苦八苦しているところ
野島さんにお手本をみせていただいて



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なるほどなるほど、と
顔中が目になるんじゃないかというくらい
凝視



イメージができたところで
再挑戦!



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なんとか出来ました!

これは嬉しかった…( ⁼̴̶̤̀ω⁼̴̶̤́ )



見るって大事


まさに
百聞は一見にしかず













続いて
先芯の釣り込みです


この先芯
とても硬いんです

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この写真は
糊を塗り終わったところなんですが

どう説明するのが
ぴったり当てはまるのか…


革が硬いのとはまた違って

薄いプラスチックのような?

上手く表現できずに申し訳ございません
( ̄∀ ̄;)



とにかく
このまま釣り込むなんて絶対無理






この先芯は
専用の溶剤を塗って柔らかくすることで
釣り込みができるようになるんですって



だがしかーし

溶剤が乾く前に
釣り込みを終えないと

またカチンコチンの芯に戻ってしまいます


時間との戦いです…!



時間に追われる系は苦手なんですよ
テンパってしまいます


でもそんなことも言ってられません



先芯の釣り込み開始です!


今までの革の釣り込みとは
素材が違うので
感覚がよくわかりません



こんなこと言えるほど
経験を積んでいるわけではないのですが


力の入れ方に注意しないと
すぐに破けてしまいそう



そうこうしているうちに
溶剤が乾いて
芯が固まり始め


結局
野島さんに
手直ししてもらうこととなりました




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なんで底側から写真を撮らなかったんだか
( ´•ω•`)










この日の夜
野島さんが先芯を釣り込むとのことで

その作業を見せてもらうことができました




それはそれは鮮やかな手付きで

足袋型の片足分を釣り込むのに
1分もかかっていなかった…!


ラウンド型に至っては
先芯を貼るところから
釣り込み終了まで

42秒でした(;゚д゚)




(こっそりタイムを測っちゃいました。笑)







さすがだなぁ









追い付くことは不可能ですが
出来るだけ近付くことができるように
なれたらいいなと思います







昨日も
月曜クラスの教室に
お邪魔させていただきました

ありがとうございました











今宇都宮さんが
体調を崩されているそうです


早く良くなりますように





皆さんも
お気を付けくださいね(*´ω`)






それではまた明日♪













こんばんは。野島です。




今日はDIYで壁がだいたい貼り終えました。
ここからはひたすらお掃除と棚などの設置と壁面の装飾になります。

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10時からと18時からは教室の時間。
生徒さんは着実にレベルアップしているので、楽しい作品がどんどんできます。
今日はお2人が完成しました。お2人ともプレゼントを製作。

どんな方に届き、どんな表情を見せてくださるのかをまた伺いたいです。
喜んでくれるといいな~。楽しみです!







さて今日は教室とDIYの後に、仮釣りした靴の裏革をまとめました。



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靴は吉靴房に限らず、ほとんどの作品が2枚仕立てになっています。
踵の芯や先芯や補強テープなどを入れるのに理にかなっているからです。


吉靴房では裏革、芯材、甲革と順に釣り込むようにしています。
伸び方や裁断の向き、場所などにより、的確な引き方が重要と思うからです。



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ラウンド、オブリークのほかに、やはり難しいのは足袋型です。



足袋の爪先は、通常の爪先より小さい爪先が2倍あるので、まとめるのにコツが入ります。



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これは五枚丈の裏革です。
こういった全ての工程を手作業で、スタッフが何かしらの作業をしたとしてもほぼ全て僕がチェックします。


見る場所もただ目で見るだけではなく、指先や手のひらを使いながら、表面も裏面も側面も全て見て感じて納得がいかない場合はやり直し。







当たり前のことを確実にこなすというのを常にスタッフにも自分にも言い聞かせて作業しています。





明日も靴の作業、DIY、教室と全て全力で楽しみながら頑張ります!












昨日スマホを
うっかりアスファルトに落としてしまい
画面が割れてしまいました
テンション下がりまくったマキコです

おはようございます!







早速
初めての一足についての
ブログを書いていきますよ



日曜クラスの教室にお邪魔しながら
前回の続きからスタートです

今回も
とても貴重な時間を
ありがとうございました







まずはここから


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靴の内側から見た写真です

月型を
踵部分に入れました




それから仮の紐を通し


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いよいよ
釣り込みスタート!





ちょっと憧れていたと
前に書いたのですが

ドキドキワクワクしながら
取りかかりました



下の写真の状態を
3点釣りといって
靴の形や向きが決まる
とても重要な工程なのだそうです


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そして
写真右側に写っているのが
ワニと呼ばれるこちらの道具


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これを使って
釣り込みをするわけなんですが



正しい持ち方を教えてもらうも
上手く機能させることが難しい



こんな風に持って使うんですが




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どうも作業に集中すると
間違った持ち方になってしまったり

変なところに力がかかってしまって

しっかり開いて使えなくて…





甲側の
第一関節と第二関節の間のところに
跡がついて
痛くなったり(´・ω・`;)



靴の作り方を勉強する前に
まずは道具の扱い方からだな、と
思ったのでした







釣り込みの手順を教えてもらって
必死になって頑張りましたが



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ちょっとシワが寄っていますね

本当に難しい!


きちんと引っ張れていないのと

ヒダになっている部分が
大きいし
間隔はまちまちだし


何回も何回もやり直しました



基本は
一発勝負らしいです

不甲斐ない…








なんとかまともになったかな?

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これでもダメでした( ̄∀ ̄;)





うーーーん







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この踵の部分だけ
なんとかOKをもらえましたが


結局ほとんどを
野島さんに手直ししてもらいました




くううううう










でもようやく
靴の型になってきましたよ!


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いや
靴の型にしてもらいました!泣









今回進めたのはここまでです








昨日は
吉靴房お隣の
改装のお手伝いをしたため

お気に入りの靴のままだったので

靴がホコリまみれになってしまいました💦




そこで
靴磨きを教えてもらいました!



水拭きしながらホコリを取り除き


磨く前の靴がこちらです


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言わば洗顔後です


まず
デリケートクリームを
全体に薄くのばしながら塗りこみます

革に栄養を与える効果があり
保湿をするのが目的です



洗顔後の化粧水ですね




それから
ミンクオイルを全体に
のばしてあげて
乾いたタオルで拭き上げ



これは
顔パックみたいな感じ





正しいお手入れをすることで

より長く愛用できるようになります(*´ω`)



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ぴっかぴかになりました♪















吉靴房初日
とても楽しい時間を過ごすことができました

教室の生徒さん

温かく迎えてくださり
ありがとうございました!





それではまた明日(*´ω`)















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