こんばんは。野島です。


吉靴房の代表的な履物である革下駄
サイズや履き心地、そして履いたときの見た目はどういう感じがオススメなのかというご質問をよくいただきます。


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まずこちらは経年変化の具合です。

左から完成直後→一年履いた状態→約4年雨や川の中でさえも関係なく履いた状態です。



雨のときや川などに関係なく履いていただくのはかなり抵抗があるかたも多いと思いますが、一度オールソール交換をしていただくほど履いていただいている方であれば、全く問題ないと言って差し支えないレベルです。

要するに色の変化が強いということになるので、それに抵抗がある場合は濡らさないほうが良いと思います。


なぜオールソール交換後という条件付なのかといいますと、ご購入後数年でお直しの時期が来ると思います。その時はソールが痛んで交換ということになるのですが、同時に鼻緒がかなり伸びていると思います。


逆に言うと、たくさん履いていただいたおかげで、これ以上伸びないところまで伸びきった状態です。


オールソール交換ではそれを従来の履き心地にお直ししてお渡ししますので、基本的にこれ以上伸びにくいということになります。



是非革下駄をたくさん履いてくださったお客様には、秋冬の間にオールソール交換をご依頼いただきたいと思います。
税抜き13,000円ですが、ここからがむしろ本番です。
更により良い状態でより長く履いていただけます!







履いたときのサイズ感は以下のようになります。


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これは前から見た画像ですね。

真横から見るとこんな感じになります。

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下駄は小さ目が粋であると江戸の昔から言われていることです。
正確に言うと、踵の接地面が本体に乗っている状態であれば真横からみて踵が出ているように見えても全く問題ありません。


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お客様によってはもっと踵を出したいという方もいらっしゃいますが、新品時にこのくらいがベストです。

たくさん履いていただくことにより、鼻緒が柔らかくなり、もう少し足が前にでます。



サイズの目安は普段履いている革靴のサイズです。


普段例えば24.0~24.5のどちらか迷うという方も多いと思いますが、その場合は小さい方をお選びください。
このケースですと24.0になりますね。


オーダーも上記の画像のような状態で製作致します。



革下駄以外にもじょんじょんや、革履という商品も基本的に同じように選んでいただければと思います。



いかがでしょうか。
わかりにくいことなど何でも遠慮なくご質問いただければと思いますのでどうぞよろしくお願いします。