こんばんは。野島です。


横浜髙島屋の催事をスタッフに任せ、京都に帰ってきました。
今回の催事で大阪の仏師の松原さんがすぐ目の前で作業しておられたので、じっくりと見れて非常に有意義でした。


IMG_7480


どの世界もプロの仕事は見ているだけでも勉強になるし、美しいと思います。

仏師の方の仕事は靴のそれと反対のタイプなのかなと思います。
設計を元に積み上げていく作業と、そぎ落としていく作業の違いです。

松原さんいわく、足し算と引き算の違いです。



IMG_7485

手の使い方、押さえ方、指先の柔らかさ、支え方など共通することもたくさんあり、非常に勉強になりました。というか、驚きっぱなしでした。

たくさん写真を撮らせていただいたのですが、もっと最初から撮りたかった・・・

初日はほぼ角材に少し手を加えただけの状態だったんですよね。
松原さんに聞いたら、設計図も画像も何も見ずに彫り上げますよとのこと・・・
すげー。いやそうなんでしょうけども・・・すげー。








松原さんの作業を拝見してミケランジェロを思い出しました。

20代の頃イタリアに旅行に行き、スフォルツェスコ城に行ったときにかの有名なミケランジェロ最後の作品に出会いました。



説明によると、ほぼ目が見えない状態で亡くなる寸前まで彫っていたとのこと。
20代の僕は彫刻を全く知らず、むしろイタリアにはレオナルド・ダ・ヴィンチを観に行っていたのですが、その作品に衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。


88歳で亡くなる3日前まで彫り続けていた未完の作品と紹介されていたのですが、言葉で言い表せない存在感で、しばらく思考が止まるほどでした。


今日はそんなミケランジェロの名言の一部を少し紹介します。


最大の危険は、目標が高すぎて、達成出来ないことではない。目標が低すぎて、 その低い目標を、達成してしまうことだ。

私がこの芸術の域に達するまでに、どれほどの努力を重ねているかを知ったら、芸術家になりたいとは誰も思わないだろう。


おおよそ完全無欠な仕事というものは、多くの小さな注意と、小さな仕事とが相集って成る。ゆえに大事を完成するものは、細心の注意と努力。

まだ彫られていない大理石は、偉大な芸術家が考えうるすべての形状を持っている。

天才とは永遠の忍耐である。

どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ。


ネットで検索すれば様々な名言が出てきますが、ミケランジェロの言葉はものづくりをする私のとって心に突き刺さります。


スタッフにも暗記するほど読むようにと伝えました。(←めんどくさい上司)
心に刻み仕事に励みたいと思います。


横浜髙島屋の催事は26日月曜までです。
どうぞよろしくお願いします。